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エピローグ
結局、コタローが先走りし過ぎてしまっていた。
コタローが魔王(ボブ爺)にハタかれた後、この街の騎士団長が慌てて、領主館の門から出てきた。
事と次第を他の騎士に聞いて、そして手紙を確認。
怒りで顔を歪ませながらも、コタローたちに話をした。
まず、この街の領主館には領主はいないということ。
次に、今回の手紙は領主ではなく、代官が書いているということ。
しかも独断で、領主の印を使って。
そもそも、この街に建物を建てる上での法は無いとのこと。
つまり、越権行為とコタローの先走りにより、領主館内は地獄絵図とかしていた。
騎士団長は、現在館内に招くことが出来ないと言うが、コタローは唯々苦笑いを浮かべていた。
その後、コタローは今回の手違いの謝罪と詫びとして、困ったらクラン「柴桜」に依頼してくれと伝える。
初回無料という言葉を添えて。
こうして、慌ただしい一日は幕を下ろし、日常へと戻っていくのだった。




