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6話
コタローは考える。
クラン運営とは何をするのかと。
メリッサの話では、代表はコタローとなるが、今まで通り基本的に自由にしてくれて構わないとのこと。
現在のコタロー、午前中は雑用依頼やリバーシ、将棋制作の手伝いを、午後は自分の修行や人の稽古を付けている。
この男、今やこの街のギルドにおいて人気者であり、弟子入り志願者が後を絶たない。
本人はDランクでありながらも、上位ランカーですら頭を下げに来る。
コタローの流儀として、師匠は弟子の衣食住の面倒を見ないといけないというものがある。
家が手狭になり、嫁たちからの忠告もあり、現在は弟子を取っていない。
離れの空きはあるのだが......
故に稽古という形をとっている。
そんな中、どのようにして話を聞きつけたのか「春風」のメンバー五人が、クラン「柴桜」への参加を希望してきた。
また、料理長、メイド長から嘆願。
料理長 人が足りない助けて!!
メイド長 自分たちに何か武術を教えて!!
とのこと。




