5話
居候12人が増えて、一ヶ月が経過した。
将棋は全部で20組完成した。
盤の作り込みが凄く、見習い二人の技術力の大幅向上に舌を巻いた。
ダークエルフ姉妹は将棋20組の内、一組を王に献上し、残りを王都の貴族たちに売るとのこと。
また、姉妹と冒険者たちは、いったん王都を経由して、ダークエルフの集落に向かい、米の増産を依頼し、またこの街に戻って、ここを拠点にするとのこと。
コタローはクラン名をどうするか、嫁たちに相談すると「柴」が入ったものが良いとのこと。
そして、丸投げされた。
クラン名「柴丸衆」、「柴連合」と考えていくが、しっくりこず、最終的に「柴桜」とした。
冒険者たちは二つのパーティーの合同だった。
それぞれ、魔法主体の「マジックスコール」、バランス型の「ヴァルキリーウイング」とのこと。
五人ずつである。
12人は王都に戻って行った。
馬車二台は20組の将棋、あとは特産の服を一杯にして。
コタローは人が増えることから、更なる土地の購入をする。
家の隣である。
何気にこの男、この街の経済活性に一役を買っている。
今後のクランハウス、新しく来る冒険者たちの修行内容に思いを馳せる。
......居候たちには稽古を付けていたが、何が違うのだろう。




