6話
現在、家にはコタロー、嫁五人、獣人三人、奴隷五人、料理長の計15人が住んでいる。
どうしてこうなったのか。
最初、コタローは奴隷五人と料理長を離れの一つに、住まわせる予定だった。
だが、嫁たちが反対し、獣人たちも反対をしてきた。
結果として出来上がった、コタローを頂点とした、料理長を除いた一つの群れ。
......そういう事である。
家が手狭になっていた。
料理長、副料理長にはシェフの格好をさせている。
コタローも一緒に料理をするときは、同じ格好をする。
和服ではない。
この男のこだわりはよく分からない。
初めてシェフの服を着た料理長、副料理長は喜んだ。
しかし、帽子が長すぎた。
三人同じ格好で料理をしたとき
パッタン パッタン
コタローは天井に引っ掛けて、料理長は下を向いたときに
このリピート
一番に料理長が帽子を
ていっ
次にコタローが帽子を
ていっっ
最後に副料理長が苦笑いを浮かべながら
帽子をそっと外した
折角砂糖を買ってきていたので、お菓子作りをする。
砂糖の質は良くない。
片っ端からコタローはお菓子作りを二人に教えていく。
教えてしまう。
料理長が毎日作る宣言。
絶望するコタロー。
慌てた副料理長の執り成しで、お菓子は一日二種類まで、食べられる分だけとなった。
......後日、分量は二つまでと変更される。
その日の夕食はカオスだったとだけ付け加える。




