3話
条件とは
1.移動は一人で走ること。
2.ダンジョンの中でも走ること。
3.寄り道はしないこと。
4.一ヶ月以内に帰って来ること。
5.戦っている姿を極力見られないようにすること。
コタローがこの条件を守らなかった場合、審議会に掛けられるとのこと。
何の?
五人は笑っているが、いつもと違ってちょっと怖い笑顔である。
ダンジョンの最寄りは、この街から馬車距離で十日ほどの王都。
ダンジョン内での注意事項
1.モンスターを倒しても消えたりしない。ラノベと違う。
2.トラップ多数、ランダム、地図は気休め。
3.荷物管理。基本的に、目的のモンスター以外は魔石だけ回収。
コタローは条件5を守るため、服屋に忍び装束(黒)を依頼。
ボブ爺に苦無と棒手裏剣を依頼していたことを思い出し、慌てて取りに行く。
リアルに埃被っていた。
基本的に、この男は形から入っていくタチなのである。
一週間後、コタローは黒の忍び装束上下、頭は鉢金を巻き、口元は黒の布で覆い、手には手甲、足元は黒の地下足袋、背中に刀をクロスさせ、という出立ちをしている。
忍び装束の中に苦無と棒手裏剣を仕込んでいる。
巾着袋をいくつも持って行くことに。
頭巾は鬱陶しかったので、外した。
黒髪なので、大丈夫だろうと。
こうして、忍びの格好をして、慌ててダンジョンへ出発する。




