34/356
2話
この世界に来て三年半が経過した。
結局、家については棚上げしていた。
五人との関係は良好である。
ただ、溜まるものがある。
コタローのストレスである。
宿屋親子に対して、三人に割烹着をプレゼントした。
店主に対して意趣返しの意を込めて、花柄のお揃い割烹着である。
ただし、花の種類は変えてある。
予想に反して、三人から大変喜ばれた。
この街限定なのか、エプロンを付ける文化が無かった。
二振りの刀について、銘を決められなかった。
理由はボブ爺の数打品であるので、魔法金属を手に入れて、買い替えようと思っていたから。
魔法金属に関して、ダンジョンに行くのが手っ取り早いらしい。
ただダンジョンは危険なのだそう。
どうしようかと考えていたら、ボブ爺から「お前一人なら危険も無い!とっとと取って来い。」とのこと。
そのことを五人に相談。
「たしかに」と納得された。
コタローは少し寂しく思うも、信頼されていると気持ちを切り替える。
ただしと条件を付けられる。




