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5話
街に着くと騒然としていた。
しかし、コタローを見た瞬間、住民たちは安堵の息を吐き、いつも通りに戻る。
宿に着くと裏手側から聞き覚えのある声が聞こえる。
見に行ってみると、五人が「ギャー」とか「落ちない」とか言って羽織を洗濯していた。
コタローは見なかったことにして、宿の中へ入っていった。
夕食時、五人とかち合う。
バツが悪そうにしている。
羽織のことで謝罪を受ける。
少し跡が残ったが何とか白にはなったらしい。
別に気にしていないことを伝え、別のデザインの羽織をプレゼントしようかと聞くと、それは嫌らしい。
代わりの案として、新しい同じ羽織を服屋で買えるように手配することで、五人を納得させる。
羽織に関して、思った以上にギルドにて好評だったらしい。
どうして、どこでなど。
五人はコタローの弟子の証として貰ったことを伝えたらしい。
この後、この街ではパーティーでお揃いの物を身に付けることが流行る。
メリッサから、ついでとばかりにギルド長がコタローを呼んでいることが伝えられる。




