ゆめの中のぞうさん

いつもいっしょだよ

　タケくんは、おねしょしたパジャマとパンツをぬぐとぬいぐるみをもって外へ出ました。パパとママは、タケくんがぬいだものを手にとっています。

「ぞうさんのゆめを見ておねしょをするのはさすがだなあ！」

「おねしょしたって、ママは気にしないからね」

　ママは、ものほしにタケくんのおねしょぶとんをほしています。そのおふとんは、タケくんらしいげんきいっぱいのおねしょがえがかれています。

　そして、パパはにわにおいたビニールのプールに足を入れたタケくんのからだをあらっています。おねしょしちゃったからだはすっかりきれいになりました。

「ぞうさん、いつもいっしょだよ」

　タケくんは、おねしょできいろくなったぞうさんのぬいぐるみを手にするとげんきで明るいこえを上げています。そのようすに、パパもママもほほえみながら見つめています。