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Egoism WonderRand  作者: アニス
王も王女も幼馴染
1/4

Episode1

私立M学園…

生徒数1000人を超え、巨大な敷地、様々な施設を誇る超マンモス校である

勉学も優秀だが大きな戦闘訓練が行われ、入学時に自分の好きな武器がもらえることでも有名で

年齢関係なくテストと戦闘能力のランクによってクラスが決まる、国内でも指折りで優秀な学校である(しかし…バカはバカらしい)

その学校の入学試験で筆記試験1位、戦闘試験では教師も圧倒した白い髪に漆黒の瞳、両耳にピアスを大量につけた手榴弾使いの少年がいた

しかしその少年は性格に難があり、その周りも一癖も二癖もある人たちばかりで…?


side~帝~

【学園内 休憩室】 =放課後=


「帝兄さん、またこんなところにいるのか?あまり独り占めするのは良くないよ」

授業が終わって、部活もやってない俺は学園の休憩室でケータイをいじっていた

そんなところに現れたのは、俺のかわいくて賢い弟のサカキ

黒い髪に深い青色の瞳で眼鏡をかけており、背には自分の背丈くらいの大鎌を背負っている

この学園は自分の武器は自分で管理する、大体のものはいつも持ち歩くことが多い

俺も腰に手榴弾の入ったケースを付けている

「おぉ、榊!兄ちゃんはお前に12時間以上会えなくて死にそうだったぞ」

「兄さんは大袈裟だなぁ」

そう言って笑う榊の後ろから…

「チッ」

「…帝さん、俺が見えた瞬間舌打ちしましたね?」

俺の許可なく榊と親しくする不届き者でチビの少年、ゼロ

藍色の髪に緑の瞳でヘッドフォンを首にかけており、手にはロックのかかった機関銃を抱えている

「他にも来ますよ」

そう言った零の指差す方向を見ると

「げ、燐に斑かよ!」

俺のリアクションを見て不服そうに口をとがらせている少年と少女

「何か文句あるの?ブラコンなうえに戦闘狂な生徒会長に見えない生徒会長さま?」

俺をブラコン、戦闘狂と呼んでくる不届き者の女、リン

赤茶の髪に茶の瞳で手に持ってるジュラルミンケースには武器の鞭剣が入っている

「ホントだよ、生徒会長だからって横暴すぎるのも良くないよ!」

そう、頭のちょんまげを揺らしながら言ってくるのは、バカのくせにほとんど戦闘能力だけでBクラスに入った少年のマダラは金髪に水色の瞳で片耳だけピアスをしていて、腰にカットラスを2本しまっている

「うるさいぞお前ら、あと燐!俺はブラコンじゃない」

俺がそういうと全員がバカを見る目でこっちを見てくる

「な、なんだよ」

「帝…ついていい嘘と悪い嘘があるんだぞ」

「兄さん、今のはだめだよ…言っちゃいけないやつだよ」

と、全員に全否定された

ブラコンって!確かに俺は榊が好きだけどそれは大切だからだ

それをこいつらは分かっていない

「本当に、お前らは分かっていないな…だからいつまでたってもバカなんだ」

「アンタにだけは言われたくないわよ」

燐と俺が口喧嘩になりそうになった時…

〈ピーンポーンパーンポーン〉

『A組帝くん、B組斑くん、C組燐さん、零くん、榊くんの5人は校長室まで来てください。繰り返します…』

と、ちょうど集まっていた俺達5人を呼び出すアナウンスがなった

「なんだろうね」

「まぁ、とりあえず行ってみようよ」

「そうだな」


【学園 校長室】

「「失礼します!」」

そう言って俺たちは中に入る

椅子に座っている校長の前に並ぶと…

「待っていたよ」

「お待たせして申し訳ございませんでした。ご用件は?」

「実は君たちに…『清掃プロジェクト』の手伝いをしてほしい」

「「清掃プロジェクト?」」

(何だ?それ…?)


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