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依頼内容

…え?


何かおかしな単語が聞こえた気がしたんだけど…


「ごめん叔父さん、ちゃんと聞こえなかったからもう一度言ってもらってもいいかな?」


さっきのが聞き間違いだと願ってもう一度聞いて見た。



「…女装してもらいたい!!」


やっぱり聞き間違えじゃあなかったようだ。

とりあえず、詳しい話しを聞いてみるか。



「…ツッコミたい事とかいろいろあるんだけど、とりあえず詳しい内容を聞かせてもらいたいんだけど」



「ああ。先程新しい依頼が入ってな。依頼主は世界的に有名な麻生コーポレーションの社長からだ」



麻生コーポレーション。

戦後に設立されたこの会社は、土木建築、化粧品にアクセサリー、他にも様々な業界に進出している大会社だ。確か代表の名前は麻生幸太だったかな?



「それで、その会社と女装に何の関係があるんだよ」


「まぁ待て。そんなに焦らないで、最後まで話しを聞け」


焦ってないから、早く続きを話してほしい。



「で、そこの社長が今年から政界に進出しようとしているらしいんだが、ライバル企業も政界に進出しようとしているらしく、いろいろな妨害があったらしい。最近では命の危険を感じるような事もあったそうだ」


金持ちも大変なんだなー。


「そこでわが社に身辺警護の依頼をしてきたと、言う訳だ」


あれ?女装は?


「話はまだ終わりじゃない。麻生社長には一人娘がいてな。その彼女が数日前に誘拐されそうになったらしい。その時は事なきをえたそうだが、社長は娘の身を案じて娘にもボディーガードを付けようと思ったそうだ」


それで?


「社長は娘に心配をかけたくないそうで、秘密りに身辺警護をしてほしいそうなんだが、それでお前には学校に通いながら彼女を守ってもらおうと思う。

お前なら童顔だし、まだまだ高校生でも通じるしな。」


「ちょっと待ってくれよ。まさか女装して高校に行けとか言うんじゃないよな?」


「そのまさかだ。」


「わざわざ女装する必要ないだろ!?」


「お前はめんが割れている。家の会社にはお前以外若いのがいないんだ」


そう言いながら叔父さんが渡してきた資料には良く知ってる顔写真があった。


「嘘だろ…」


それは、俺のお隣さんだった『まもない』のヒロイン、麻生翔子の 写真だった。

お読みいただきありがとうございました。


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