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恋歌*・。 ~恋の歌~  作者: 莉香*・。
3/3

恋歌*・。 ~恋の歌~ NO.3

「香〜?!こんな時間に何?!4時だよ4時!!」


「あッ!絵梨奈!!重大発表があんのッ!柚葵も呼んだからッ!」


「はぁ〜〜〜ッ?!ゆ…柚葵も呼んだの?!非常識にも程があるでしょ!!!」


あたしがあきれた声で言うと、柚葵がいかにもダルそうに公園に入って来た。


「もぅ何〜??柚葵メッチャ眠いんだけどぉ〜…。」


「ご〜めんご〜めん!!重大発表があってさぁ〜〜。」


「で??その重大発表って?柚葵達に関係あったりするのぉ〜???」


「ホント、ホント!!つまんない発表とかやめてね。こんな早い時間に呼び出してるんだから。」



すると香は、やけにニヤついた顔で私と柚葵を見た。



「じ・つ・わぁ〜…。ウチぃ〜、今日〜、浦山海司に告りまぁ〜す!!!」


「うッ……そ!!!何それッ!!!」


「何で〜〜〜!!!?いつからいつから??!てゆうか柚葵何にも聞いてないよ?!」



若干パニクってる私と柚葵を目の前に、



「うん。つか何も言ってねぇ〜もん。今言ったのが初だし。」



…と何故か冷静(???)な香。



「何それッ!!!超水臭くなぁ〜い?!」


「ホントだよ。恥ずかしかったとしても私等には言ってくれればよかったのにッ!!」

「ぢゃぁ〜、柚葵と絵梨奈も恋バナで暴露しよッ!!!おんじゃ柚葵からぁ。」



ダルさも眠さもぶッ飛んで、香の強制暴露大会が始まってしまった。



「えぇ〜。柚葵ぃ〜??てゆうかやること逆じゃね??んん〜〜。まぁ言ってない事と言ったら、柚葵の好きな人が慎斗って事ぉ〜〜???」


「まぁ〜じぃ〜でぇ〜??」


「うん。まじまじ。」


「じゃぁ次は絵梨奈の番!!!」



はぁ〜…。

結局は私に振られて来るんだねぇ…。



「私恋バナとか持ってないし…。そもそも好きな人とかも居ないし。」


「嘘付けぇ〜〜!!!居ないわけないだろッ!!!ウチらに1組の男子に告られたって言ってたじゃん!!!」



はぁ〜…。(←本日2回目…笑)

香ってホントに馬鹿…。

手遅れかも…。



「あのねぇ〜、それは告られただけで好きな人とは違うだろ??しかも、香も柚葵も知ってる事なんだから暴露にならないだろ??分かりますかぁ〜???」


「えぇ〜…。じゃぁ、ホントに好きな人居ないの〜???」


「あのさぁ、だからさっき私が1回言ったよねぇ???(プチ怒)」


「何それ〜ッ!!!柚葵と香は言い損って事じゃぁん!!!」



柚葵もホントに馬鹿(怒)。

ばーか、ばーか、ばーか、ばーかッ!!!



「弱みじゃないんだら別に良いじゃん。」

「良くなぁ〜い!!!」



ホントに呆れるわ。

お馬鹿姉妹。



あーだこーだ言って、色んな事について3人で語った。



「あー。もぅ6時前だよー???そろそろヤバくない???」



気付けば少し前まで真っ暗だったのが、朝焼けで茜色に変わっていた。



「えぇ〜。それじゃぁ〜、準備終わり次第絵梨奈ん家に集合って事で!!!」



テンションが上がってきた柚葵は勝手に決めるし(怒)。



「OK!!じゃぁ、また後でみたいな感じ??」


明け方からうるせぇ香は賛成するし…。



「私ん家は集合所じゃないっつの!!!」





そして私は帰って洗顔。


柚葵と香が来る前に、メイクだけでも済ませておこうかな。


執事カフェだけど、今日はギャルメイクでいっかぁ。髪は巻くのがダルいから学校でやろぉ〜。


って事でコテはスクバ行き。


あっという間に30分経過。

7時になる少し前だった。


そして、柚葵からのメールが来ていた。



件名←なし



本文


香と途中で会ったぁ〜!!

絵梨奈の家まで来たから鍵開けて!!!



☆ゆき☆




やっと来たかと思って、玄関を開けると、制服姿にバッチリメイクの2人が立っていた。




「絵梨奈超ギャル!!!」


「あんた等もね。つーか私等考えてる事一緒。」


「柚葵昨日からだよねぇ〜!」



うるさい柚葵と香を、私の部屋へ連れて行った。



「お邪魔しまぁす!相変わらず綺麗な部屋だよねぇ〜。」


「てゆうか絵梨奈とりま制服に着替えたら?時間間に合わないよ?」


「あっ。そぅだね。早く着替えなきゃ。」


私は香に言われて制服に着替えた。



「そう言えばさぁ、2人は相手の事いつから好きなの?」



2人用ソファーに、優雅に座ってる2人に聞くと、香が



「ウチは高1の入学式位からぁ〜。」



柚葵が



「柚葵は今年の春かな。」


「ふ〜ん。てゆうか早く言えよなぁ〜。2人して酷いねぇ〜。」


「ごめんてばぁ~…。」



溜息をつく私。

そして大切な事を思い出す。



「ヤッバ!!!私買出し一番だった!!!」


「そうじゃんッ!!!財布とスクバ持って!!!」


「分かってるよッ!!!」


そう言って慌てて外へ出た。



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