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笑わず姫と毒林檎

水を飲み体を温めて、多少はマシになったものの、衰弱したスピーゲルはまともに歩くことができなかった。

それでも立ち上がろうとするスピーゲルを、アヒムが引き止める。

「無茶だよ。こんな体で。そろそろ公子様が晩餐会に踏み込んでるはずだし、後はまかせようよ」

「ダメだ」

スピーゲルは首を振る。

「行かないと……林檎を食べちゃ危ないと伝えないと」

「林檎?」

話すのも苦しげなスピーゲルに代わって、アルトゥールが説明した。

「イザベラは林檎に毒を仕込んでお父様に食べさせる気なんですわ」

「毒ぅ?何か意外にまだるっこしい方法選ぶんだね。お妃」

「とにかく、急いでお父様に知らせないと」

よろめくスピーゲルをアヒムと共に両脇から支えて、アルトゥールは晩餐会が行われていた大広間に向かう。

大理石の廊下に差し掛かった頃、奥から悲鳴が聞こえた。侍女や侍従が、青い顔をして逃げてくる。

その人の波を逆らって進むと、見知った顔が見えた。エメリッヒの側近だ。側近の方もこちらに気づいて走り寄ってきた。

「ご無事でしたか。塔にいらっしゃらなかったので心配いたしました」

どうやら塔に閉じ込められていたアルトゥールを助けに行ってくれたようだ。当のアルトゥールが見当たらず、きっと気を揉んだだろう。

アルトゥールは小さく微笑んだ。

「わたくしは大丈夫ですわ。でも……」

側近はスピーゲルを見て頷いた。

「手酷くやられましたね。すぐに医者を手配します」

「僕は大丈夫です。エメリッヒは?」

「公子は……」

側近の言葉に、怒鳴り声が重なった。

「どういうことだ!?お前は死んだのではなかったのか!エメリッヒ!」

膝をついた国王の首元に、エメリッヒが自ら剣の切っ先をつきつけていた。

冷静な様子で、エメリッヒは口を開く。

「私の死に悲しんでくださって感激です。伯父上。もっとも、あなたが嘆かれたのは後継ぎが失われたことなのでしょうけれど」

「貴様!可愛がってやった恩も忘れて余に刃を向けるとは……!誰か!誰かこの不届き者を捕えよ!」

国王は喚いたが、晩餐会に出席していた貴族達はエメリッヒの配下の者に囲まれ、部屋の隅に追いやられている。中には騎士の称号を持つものもいるはずだが、青い顔をして震えるばかりで、誰も国王を守ろうとする者はいなかった。

国王は怒りに顔を真っ赤にさせる。

「衛兵!衛兵は何をしている!!早くどうにかしろ!!」

「で、ですが……」

壁際でエメリッヒの配下と指し向かう衛兵は、困惑に顔を歪めた。

「下手に動いては陛下の御身が……」

「く、くそ!」

吐き捨てるように悪態をつく国王の傍らで、イザベラは静かに佇んでいる。

さすがに笑んではいなかったが、焦る様子もない。ただ静かに、本当に静かに、彼女はそこに座り込んでいた。青いドレスの少女と手を繋いで。

エメリッヒは剣を鞘に納めると、国王の前に片膝をついた。

「城は私の配下の者が囲んでいます。お妃のお気に入りの聖騎士団長もこの状況に震え上がって何もできないようです」

エメリッヒはそう言うと、人影に隠れるようにして震える一人の男を一瞥する。

(あれは……)

アルトゥールは記憶の中から、彼の名前を引っ張り出した。

(コンラーディン……だったかしら?)

確かかつてのエメリッヒの副官で、アルトゥールを火炙りにしようとした男だ。

聖騎士団の有様からして、新しい団長はろくでもない奴だとは思っていたが、やはり思った通りだ。この事態に聖騎士が怯えて何もできないとは、笑い話にもならない。

国王は悔しげにエメリッヒを睨んだ。

「愚かな!聖騎士団団長の座を奪われたのがそれほど悔しかったか!?」

「誤解なさらないで下さい。私怨でこんな大それたことはいたしません」

エメリッヒは、イザベラを鋭く見据える。

「私が望むのは王位です。大人しく私に王位を譲るか、イザベラ妃を直ちにこの城から追放するか。叔父上。どちらかをお選びください」

「な、何!?王位を譲るかイザベラを追放しろだと!?」

狼狽える国王に、エメリッヒはたたみかける。

「その女が現れてから、あなたもこの国もおかしくなった!目を覚ましてください、叔父上!その女は毒婦です!あなたの命を狙っている!」

「何を言うか!イザベラは……」

「陛下」

それまで不気味なほどに静かだったイザベラが、国王の腕に手を添えた。

国王を見つめ、イザベラは微笑む。

「陛下のためなら、私は野の露と消えてもかまいません。喜んで城から出て行きます」

その姿は健気で、いじらしく、見る者の同情を誘う。

国王も、イザベラのそんな姿に目に涙を浮かべた。

「イ、イザベラ……そなた」

「陛下」

イザベラが、そっと傍らのテーブルに置いてあった林檎を差し出した。

いっそ毒々しいほどに紅い林檎だ。

その鮮やかな色に、アルトゥールの背筋に寒気が走る。

イザベラは美しく微笑みながら、国王の口元へ林檎を近づける。

「以前お約束した林檎ですわ。最後にどうか召し上がってーーーー」

「ダメだ!!」

スピーゲルが、咄嗟に声を上げた。

「それは毒です!食べちゃいけない!イザベラはあなたを殺そうとしている!!」

大広間に響き渡ったその声の主を、誰もが振り返る。

そして、驚愕と恐怖に顔を引つらせた。

「……魔族?」

「魔族だ!!」

「魔族を捕えろ!」

それまで緩慢な動きだった衛兵達が、急に勢いを取り戻す。

「その魔族を捕えろー!!」

国王までもが叫び、場は再び混乱し始める。

「お姫様!ちょっと下がってて!」

アヒムはそう言うやスピーゲルの体を支えていた手を離す。そして腰から下げていた長剣の柄を掴んだ。

「よってたかって……気安く寄るな!!」

剣を抜きざまに、アヒムは衛兵から向けられた槍を弾き飛ばす。

「スピーゲル!今のうちに……っ」

アルトゥールはスピーゲルを抱え直して逃げようとしたが、立っているのもやっとのスピーゲルはすぐに足をもつれさせた。

体勢を立て直せずに、アルトゥールとスピーゲルは揃って床に倒れ込む。

アルトゥールは慌てて起き上がった。

「スピーゲル!」

「……っ、大丈夫、です……っ」

けれど彼の額には脂汗が浮いている。

手も異常に熱い。相当体がつらいようだ。

エメリッヒの部下達が、アルトゥールとスピーゲルを助けようと動き出す。だが、その隙をついて大人しくしていた貴族達が我先にと逃げ出しはじめた。

人々は逃げ惑い、叫び、大広間は収拾がつかない状態だ。

「魔族め!!」

アヒムが相手をしきれなかった衛兵達が、アルトゥールとスピーゲルに迫る。

エメリッヒが立ち上がった。

「その者に手を出すな!彼は私の友人だ!!」

だが、衛兵達は聞く耳をもたない。『魔族』に対する恐怖が、侮蔑が、スピーゲルを追い詰める。

「やめてですわ!!」

アルトゥールはスピーゲルを庇い、衛兵の一人に体当りした。

「スピーゲル!逃げてですわ!」

だが、今のスピーゲルに逃げられるわけもない。

彼は起き上がることもできないままに、衛兵達に腕を捻り上げられ、床に押さえつけられる。

「捕まえたぞ!」

衛兵が、嬉々として声をあげる。

「魔族を捕まえた!」

「火炙りだ!火炙りにしろ!!」

アルトゥールは悲鳴を上げた。

「やめてですわ!!」

そんなに乱暴にされたら、スピーゲルの怪我が悪化してしまう。

アルトゥールはスピーゲルに駆け寄ろうとしたが、他の衛兵に突き飛ばされてしまった。

「邪魔だ!!」

「きゃっ!」

反射的に床についた掌に、血が滲む。

国王が声高にエメリッヒを罵った。

「エメリッヒ!貴様、王位欲しさに魔族と通じたか!!」

これに、エメリッヒは真っ向から反論する。

「スピーゲルは確かに髪は白く目が赤い!そして魔法を使う!だが誠実で尊敬に値すべき人物です!」

「何を言うか!イザベラが余を殺そうとしているなどと世迷言を申しおって!!」

国王はそう言ってイザベラを背に庇う。

その姿に、アルトゥールは怒りが込み上げる。

「世迷言なんかじゃありませんわ!!」

アルトゥールは必死に訴えた。

今まで一度だって、父親がアルトゥールの話をきいてくれた例などない。

けれど今だけは、耳をかして欲しい。今だけでいいから、心を傾けて欲しい。

「イザベラはスピーゲルに……彼に命じてわたくしやエメリッヒや、聖騎士団の関係者を殺させていたんですわ!!」

「そうです!だがスピーゲルは密かに皆を助けてくれていた!生きていると知られれば、またイザベラに命を狙われてしまうと、匿い守ってくれた!叔父上!魔族に殺されたとされている人々は、今も生きています!」

言葉足らずなアルトゥールに、エメリッヒが言葉を足す。

二人の必死の訴えに、衛兵達や貴族達が戸惑いを示し始める。

「お妃様が魔族に命じて?」

「まさか、そんな」

「でも本当なら……俺の幼馴染は生きてるのか?」

「私の従兄は?」

「生きてるの?本当に?」

ざわめきを、国王が一蹴する。

「黙れ!何を証拠にそのようなことを!!」

「証拠ならありますわ!!」

アルトゥールは、イザベラの持つ林檎を指差した。

「イザベラがお父様に食べさせようとしたその林檎を調べてくださいですわ!毒が仕込まれているはずですわ!」

それが、イザベラが国王を殺そうとした動かぬ証拠だ。

だが国王は、このごに及んでもアルトゥールの言葉をせせら笑う。

「愚かな娘め。何を馬鹿なことを言っているのだ。魔族に魅入られたか」

林檎に毒が仕込まれているか、確かめようとすらしない。

そして、アルトゥールを見下して笑うその表情。

怒りを通り越し、アルトゥールは呆然とした。

(ここまで……)

これほどまでに、頑迷固陋(がんめいころう)な人だとは思わなかった。

愛していなくても、どんなに疎んでいても、たった一人の血を分けた娘の必死の訴えを、一度くらい聞いてくれるのではと、そう期待したのに。

(わたくしが馬鹿でしたわ……)

もう、いい。

「……それなら、食べればいいのだわ」

投げ槍に、アルトゥールは言った。

「わたくしが言うことを……わたくしの夫が言うことを信じられないなら、その林檎を食べればいいのだわ。食べて、毒に苦しみもがいて死んで、そうして思い知ればいい。スピーゲルの言葉が真実だったと!」

そもそも、こんな老人どうでもよかったのだ。

十七年、生かしてくれて感謝している。おかげでスピーゲルに出会えた。それだけ。

『林檎に毒が仕込まれている』と伝えるために走ったのも、スピーゲルが彼を生かそうとしてくれるから、その優しさを無下にしたくなかっただけのこと。

伝えるべきことは伝えた。聞かなかったのは愚か者の方だ。生きようが死のうが、勝手にすればいい。

国王は、アルトゥールの言葉に衝撃を受けたようだった。

これまで彼は、アルトゥールのことを自分が好きにしてかまわない人形か何かだと勘違いしてきたらしい。その人形に見捨てられたことに、彼の無駄に高い矜持は傷ついたようだった。

「き、貴様!父親である余に何という口のきき方を……っ!」

国王は怒りに目を血走らせて、イザベラの持つ林檎を鷲掴みにした。

「そこまで言うなら、お前が食べよ!!」

そう怒鳴り、国王は林檎を放り投げた。

林檎は床に転がり、アルトゥールの靴の先にことりとあたる。

血に濡れたように紅い林檎。

国王は狂気的に笑った。

「食べよ。食べて、お前の夫が正しいと証明してみせるがいい」

このやりとりに、大広間にいた人々は息を飲んだ。

ヒソヒソと、言葉が交わされる。

「証明って……もし本当に毒が塗ってあったら……」

「娘に毒味をさせるなんて……」

衛兵達の槍を剣で防ぎながら、アヒムも口元を引つらせた。

「俺の親父も結構最低だったけど……下には下がいるもんだね」

ざわめきの中、アルトゥールは床に転がる林檎を見下ろした。

「……」

腕を伸ばし、林檎を掴む。

「アルトゥール!!」

衛兵に押さえつけられたまま、スピーゲルが、叫んだ。

「ダメだ!!食べちゃいけない!!」

「そうだ!食べる必要なんてない!」

エメリッヒも、そう声を張り上げた。

手の中の林檎を、アルトゥールは黙って見つめる。

「……スピーゲル」

顔を上げ、スピーゲルを見る。

「ずっと、考えていましたわ」

「え?」

「あなたのために、何ができるか」

スピーゲルが、目を見開く。

「……アルトゥール?」

不器用で無教養で、人より優れて出来ることと言えば食べることだけ。

そう。食べることなら、出来る。

「わたくしがこれを食べたら、証明になりますわ」

国王も、主だった貴族も、衛兵、召使い、多くの人が揃い並ぶ、またとないこの機会。

こんな好機を待っていた。

そしてその好機を活かすためなら、命をかけてもかまわないと決めていた。

「わたくしがこれを食べて、倒れたら」

「アルトゥール……っ」

「誰の目にも明らかになりますわ。毒が塗ってあると。そして父がどんなに愚かか」

「やめるんだアルトゥール!」

スピーゲルが、身を捩り首を振った。

「そんなことしなくていい!アルトゥール!!」

「あなたが」

アルトゥールは、微笑んだ。

美しく、やわらかく。

その温かな笑顔に、誰もが目を奪われる。

笑わないはずの『笑わず姫』の、笑顔。

「あなたが太陽の下を歩くのに相応しい人だと、皆に教えてあげられる」

「アルトゥール!!」

スピーゲルの絶叫が、人々の耳を切り裂いた。

アヒムやエメリッヒが、焦った顔で駆け寄ってくるのが見える。

けれどかまわず……。


アルトゥールは赤い果実に歯をたてた。


まず、感じたのは甘味だった。

毒とは甘いのか、と考えた直後に、舌に広がる苦味と痺れ。

すぐに抗えない強烈な吐き気に襲われ、アルトゥールは吐いた。

「……?」

身につけていた白い前掛けが真っ赤だ。

滴る赤い液体。

何――と疑問に思う間もなく、まるで湧き水のように、また口からゴボリと血が吹き出す。

目眩がして、手から食べかけの林檎が転がり落ちる。

それを追いかけるように、アルトゥールはその場に倒れた。

「アルトゥールッッッ!!」

スピーゲルが暴れる。

「離せ!!頼むから離してくれ!!」

凍りつく衛兵達を振り切って、スピーゲルは這うようにしてアルトゥールに走り寄った。

「ス……ピィ……ゲ、ル」

「アルトゥール!」

スピーゲルの腕に抱えられるとと、彼の匂いがした。

木漏れ日に似た匂いに、アルトゥールはホッと息をつく。

「旦那!魔法!」

アヒムが叫ぶ。

「魔法でどうにかなるでしょ!?名前が定着したらとか何とかって言ってたじゃん!」

「出来ない!」

スピーゲルが勢いよく首を振る。

「ダメだったんだ!アルトゥールに魔法はかからない!名前は定着したはずなのに」

「はあ!?何それ!?やっぱり無効化しちゃう体質ってこと!?」

顔面蒼白のアヒムの向こうで、エメリッヒが部下に指示をだす。

「医者を呼べ!水と……解毒薬を持ってこい!!」

「で、ですが毒の種類が」

いつも冷静にエメリッヒを補佐する側近が狼狽している。エメリッヒは、それを頭ごなしに怒鳴りつけた。

「いいから!!ある薬すべて持ってこい!」

慌てふためく周囲をよそに、アルトゥールだけは冷静だった。

(これが……死……?)

それはきっと寒くて、寂しいものなのだと、アルトゥールはずっと思っていた。

だから、欲しかった。

凍えるような死の恐怖を、凌駕するものが。

「アルトゥール……っ!こんな……っ何でこんなこと」

泣きそうな顔で見下ろしてくるスピーゲルの頬に、アルトゥールは血に濡れた手をそえた。

「大丈……夫……」

口の中に錆の匂いが充満し、また吐血する。

スピーゲルの服が鮮血に染まった。

「アルトゥール!!」

狼狽したスピーゲルの手は、ガタガタと震えていた。

必死に、スピーゲルは叫ぶ。

「エメリッヒ!薬を……っ解毒薬を!早く!」

白銀の髪がスピーゲルの肩から流れ落ちる。アルトゥールはそれに目を細めた。

「……っ」

呼吸が、苦しい。

けれど、寒くはなかった。寂しくもなかった。

(わたくしは……手にいれたから)

目に見えないもの。

触れられないもの。

『キスをしたからといって、手にはいるとは限らないと思いますよ』

いつかの、スピーゲルの言葉を思い出す。

そう、それは手に入れることが、酷く難しいもの。

だから、本当に手に入るなんて思わなかった。

けれど今、それは確かにアルトゥールの手のうちにある。

「………ル」

声が、掠れる。

それでも、必死に声を振り絞った。

「ル……ォ」

「喋らないで下さい!今エメリッヒが解毒薬を……」

スピーゲルは怒ったような顔をしていたが、アルトゥールは微笑んだ。


(――――あなたが、与えてくれた)


「……永遠(ルラスィオン)


スピーゲルが、瞠目する。

手が、床に落ちた。







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