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今日の異世界はどんな世界ですか?  作者: 烏瀧璃羽
戦いの結末
2/5

戦場にて。

前回からだいぶ遅くなってしまいました。


最後まで読んでもらえたら嬉しいです

何処かの世界の、何処かの戦場。

そこで、傷ついた人々をこっそりと癒していく人影があった。



「水の力よ、我の願いを聞き入れ、傷ついた者を癒してくれ」



その人影は、優斗だった。

ただ、魔法の演唱はノリでやっているだけなので、台詞を変えても、無演唱でも発動は可能である。

これまでに何十人も回復してきた優斗は……



「あー……面倒だな…そろそろ演唱も飽きてきたし……ヒール」



演唱などなく、ヒールと言い放つだけである。しまいには、



「どれだけ怪我人がいるんだよ………あー……それ」



ヒールの面影すらなく、『それ』の掛け声一つで回復していた。

ファンタジー要素がまるでなくなっている。

そうしてずっと人々の回復に努めていると…



「……あの……」



優斗は何かの幻聴かと思い、スルーしたが、



「……あの……そこの方」



周りをよく見ると、怪我で倒れている者達の中で、隊服をきた男の人が、上半身を少しだけ起こして、優斗を見ている人がいた。



「俺のことか?」



と、言ってみる。

実際は、認識されないように魔法をかけてあるのだが。



「そうです。貴方様でございます。」



と、返事がきた。



「驚いた。人には認識できないように魔法をかけてあるが、気づかれたとは。何か用か?」



「はい、貴方様ほど魔法を使える方ならば、この戦争をやめられるかもしれない…」



「えー、そんな事になる?面倒だな……」



「何か言いましたか?」



「いえ特に何も」



優斗は面倒だと思っていることに気付かれないように、早口で返答した。



「というか、この戦争を始めた原因はお互いの国の王様だろ?どうして俺が……」



「圧倒的な力をもってすれば、2人の王様もこの意味のない戦いをやめると思うのです」



力で解決するのは好きではないが、とりあえずこの戦争をやめさせることにした。



「……わかった、やってみるよ。王様がいる場所は?」



「ちょうどここからまっすぐ言ったところの建物の中に2人ともいると思います」



と、兵隊の人が言った。



「はいはい、わかったよ、やってやる………って、はい?2人ともいる?」



「はい」



「同じ部屋に?」



「はい」



明らかにおかしい、と思い、もう少し詮索してみることにした。



「えーと、ちなみに聞くが、この戦争のきっかけはなんだ?」



兵士は重そうに口を開き、話し始めた。



「それはですね……」

感想、アドバイス等々よろしくおねがいします!


楽しんでいただけたら嬉しいです!

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