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エピローグ

 


 春。桜の季節。


 俺は桜が好きだ。彼女が見たがった桜の季節が。


 毎年新しい桜ソングが生み出される。きっと、現代に生まれ変わった彼女も、それらを口ずさんでいる事だろう。


 ひらりひらりとこぼれ落ちる花びら達。


 その花びらをすくい上げ、新たに離れた花びらとともに彼女に贈り届ける。


 一年前のあの日、生まれ変わった彼女がこの学校に入学してきた。校門脇の桜の上で俺はそれを見ていた。


 一目で分かった。見た瞬間、忘れていた『愛しい』という気持ちを呼び覚まされた。……狂おしいほどの、この思いを。


 思い出して欲しい……。けれど、前世の事など思い出さずに、今を自分らしく生きて欲しい。俺の心が揺れる度、桜が、風が、花びらを舞い踊らせる。


 彼女が桜を見上げる度に、俺は気持ちを花びらに乗せ、彼女を包み込もう。いつまでも、いつまでも愛している……。



桜音、完結です!


最後までお読み頂き、ありがとうございました!!


ホントはもっと爽やかな話にしたかったんですが、まあ、これはこれで良かったかな。


ハッピーエンドじゃなくて、ごめんなさい。


もし、この話を少しでも気に入って下さいましたら、桜の季節には、思い出して頂けたら嬉しいです。

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