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恋する惑星

なかなか距離の縮まらない恋

彼女はまるで月のようだ

近づいたり離れたり


もういい加減

俺の腕に落ちてくればいいのに


堕ちてこない


その上いろんなやつらが

彼女を慕う


彼女は優しく微笑んで

みんなの悩みを少しずつ解決していく

だからみんなが頼る


俺の悩みは

そうやって誰にでも優しい彼女が

嫌だった


俺だけに優しくしてほしい

俺だけ見てほしい


なのに

俺だけには月みたいに

近づいたり離れたり


お前が好きだって何度言っても

ああそうって無感動な返事ばかり


イライラして

他の女と付き合って

つまんなくてすぐに別れるの繰り返し


もう嫌だ

苦しくてたまらない


何度俺に好きって言わせたら気が済むんだと

嫌いならそう言えって震えながら必死で言った


かっこ悪くて

みっともなくて

本当は嫌いだなんて言われたくない


彼女は小さくため息をついて

優しい口づけをくれた


やっとかっこ悪いところみれたと笑う

満月みたいにきらきらの笑顔で


大好きだよ

君が一番大好きだから

あたしにしか見せない顔がみたかったの

と彼女は言った


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