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連れ去られた先

チマチマ書いてたらかなり間隔があいてしまった。


 眼下に広がっている光景を見て息を飲む、そこには俺の見慣れた街並みが在ったからだ。

 だが知っているそれとは大分違った、それは、その街が森に呑み込まれたように木々に覆われていたのだ。






 どうも滝です。今俺は竜の巣の卵の隣で体育座りをしながら竜と対峙しています。

 竜の巣があるここは巨大な樹木に貫かれた高層ビルで、そこの屋上にある鳥の巣をでかくしたようなものが俺の居る竜の巣である。

因みに隣にある卵は鶏の卵を巨大化した様な形で色も白い色だ。

「えーっと、これは一体どうすればいいんだ」

 竜は身を低くして目線が合うような体勢をとったままこちらを見つめまるで彫像の様になっていた。

 今のところ襲って来そうも無いので一先ず安心といった感じである。

 だがこのままでは只悪戯に時間を浪費するだけなので、

「あのーあなたは何の為に自分をここに連れてきたのですか」

 とりあえず話しかけて見る事にした。

 話し方が丁寧なのはちょっと相手が恐いからだ、故に敬語。

『それは貴方を助ける為です』

 返って来たのは意外にも人の言葉だった。すると竜の体が光出した。

 あまりの強烈な光に思わず目を手で覆って、転げ回ってしまった。

「うぁぁーー! 目が! 目がぁー!」

 そんな某大佐のような台詞を言ってのたうち回っていると心配そうな声をかけられる。

「あの、すみません大丈夫ですか………」

 女性の声だった、はて? 近くに人なんていただろうか。

 いや、いないはずだ。

 此処にいるのはのは俺と紅い飛竜と物言わぬ卵のみのはず。

 顔から手を退けて見ると、そこには見知らぬ女の人が心配そうな顔でこちらの顔を覗き込んでいた。


 はいとても顔が近いです。

「うわぁぁぁーーーー!? 」

 あまりにも顔が近かったので思わず声を上げ、仰け反る様に飛びあがってしまった。

「きゃっ! いきなりうごかないで下さいよビックリするじゃないですか」

 そう言いながらその人は立ち上がった。

 この人はいつの間に現れたのだろうか・・・ん?、あれ!?、あの飛竜が何処にもいない、何処に行ったんだ。

「いえ、何処にも行ってませんよ。」

 しかしあの巨体が目の前から忽然と消えてしまうのも些か不自然だ、あの強烈な光に乗じて飛び立ったとしても飛ぶ際に起こる風も羽ばたく音もなかった。

 本当に何処に行ったというのか、まださっき言っていたことの意味を聞いていないのに。

「だから何処にも行っていませんって!、私はここにいます」

 さっきからあの女の人が何か言っている、まるで此方が考えていることに答えいるよだ、いやまさかな、そんなことある訳n「はい、聞こえていますよ」

 あれ?、声に出ていたかな。 

「いえ、私が貴方の心の声を読み取っているんですよ」   

「えっ」         

 先程の女の人にキョロキョロしていた眼を向けると眼に写ったのは、そこにはあの飛竜の翼を生やした紅い着物を着た紅い髪の女の人がいた。

つぎはいつに成るのやら

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