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竜は間近で見ると怖い

 どうも皆さん滝です。今現在俺は飛竜に捕まれて空飛んでます、それでは何があったのかご説明いたしましょう。




          ――――――――――――――




 上を向くとそこには大きな鉤爪の付いた足があった。

「うわわぁぁぁあぁぁーーー」

 咄嗟に屈んでいる状態から前に飛び河へダイブした、そのすぐ後ろからズンッ!と大きな音と共に地響きが体を振動させる。

 振り向くとそこには真っ赤な鱗と白い腹、すらっとした尻尾の先端部とその側面に棘が生えており頭から尻尾にかけて黒い毛が生えている、前肢が変化して出来た大きな翼には羽毛ではなく皮膜がついていて後ろ足には鋭い爪が生えている、頭は鱗に覆われ口吻には鋭そうな歯が並んである。


 全長15m程の竜だった。

「こ、こいつはさっき見かけた竜!?」

 さっき見かけたのと同じやつかは解らないがここ見つけた生物といえば先程見た飛竜位しかいない、だから多分同じやつだろう。

 その飛竜はこちらの方に顔を近づけてきた、竜の顔がゆっくりと近付いて来ても俺は動かなかった・・・・いや、動けなかったのだ。

 俺は恐怖で硬直してしまい何もできなかった。

 竜の顔はもうすぐ目の前。

 その大きな口から覗くのは人体を引き裂くなど容易に出来そうな牙。

 そしてこちらを睨むその目玉からは眼が合ってから反らす事が出来ない。

 まさに蛇に睨まれた蛙状態である。

(まずい、たぶん今動いたら殺られる、全身の毛穴からイッキに嫌な汗がでてきた)

 かといって動かないのもただ殺られるのを待つだけだ!、何か良い手は無いのか?!。

 だがどんなに考えた所で最善策が浮かぶ事はなく竜が刻一刻と近付いて来ている。

(あれ〜?!、もしかしてもしかしなくてもこれは詰んだんじゃないか?!)

 こうなったら腹を括るしか無いかもしれないな‥‥、心残りといえば晴斗達の事だな‥‥‥まぁ総一郎が付いているから心配は無いかもな。

「さぁこい!一思いに殺ってくれ。」

 そう言った途端竜の頭がすぐ目の前まで近付いて来た。

 マジで喰われる5秒前、俺はあの世であいつ等の冥福祈っていよう、いや?祈られるのは俺のほうか。

 等と思っていると竜の口が開きかけていた

 どうやらここまでのようだ、短い異世界ライフだったが其なりに楽しかった‥‥いや全然楽しかなかったな、考えてみれば俺ここに来てやった事と言えばただ単に歩いただけだぞどうせならもっと異世界を堪能したかったな‥‥‥。

 俺は眼を瞑りその時をまった、そして、ベロンッと舐められ、意識を手離した。

――――――――――――― 

「そして目が覚めたら空飛んでた、と言う訳だ」

 まさか舐められただけで気を失ってしまうとは‥‥、でも自分は喰われると思っていたからしかたないよね!。

 下を見ると木々が上から下に流れて行くのが見えた。

「そう言えばコイツは何処に向かってるんだ」

 顔を上げ進行方向を向いた。

「なんだ………あれ………!」

目に飛び込んできたのは


植物に埋もれたビルの建ち並ぶ都市だった。

わりと遅れてしまいました、次はいつになることやら‥‥。アドバイス、感想など受付中です。

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