090:ノースサンド村調査 闇市場
「闇市場でごじゃるか。食料不足、素材不足、政情不安なら仕方ないと言えばそうでごじゃるか。」
ナナたちは、ノースサンド村周辺の情報を仕入れ状況を確認していた。
エリスの情報網を広げリアルな情報を仕入れる仕組みを構築できるようにしていた。
「特に問題なのは、奴隷市場でごじゃるね。子ども出生数は多いのでごじゃるが、奴隷市場に回る数も多いでごじゃる。」
人間は子どもを多く産み、人口を増やしていくことに強みがあるが、景気不安により子どもを奴隷商人に売られることも多い。
奴隷制度は認められいるものの、条件が厳しく数は出ない。
そこで、拠り所になるのは闇市場で売られる奴隷となる。
これを取り締まることはできるが、結局は国でその奴隷を面倒みることもできず、暗黙的に認めているような状況だ。
拉致による仕入れや非人道的な扱いをする奴隷商人を除いては摘発されていないのが現状だった。
だがしかし、奴隷は奴隷。
将来は約束されず永遠に奴隷で人生を終わることになる。
奴隷に生まれた子供は無条件に奴隷になったりと、抜けだすのも難しくなっている。
食糧や素材類も闇市場のほうが豊富であり、
本来はギルドに納品するのがルールとなっているが、冒険者の中でも闇市場に横流しするようなことも横行している。
それを防ぐために、露店販売の権利も出していたりするが、闇市場に回したほうが早かったりするのであまり効果はなかった。
横流しが発覚した場合は、冒険者ギルドから追放されるほど厳しいものだ。
闇市場は盗賊などに支えられており、盗賊自体人口が増えているため、闇市場の悪影響はとても大きい。
盗賊は商人や市民を襲うというよりも闇市場が収入源だ。
闇市場にかかわっているが、一般市民と変わらないような人もおり、世の中に浸透しているためもはや排除が難しくなっている。
食料や素材不足は深刻なので、帝国や貴族は闇市場に頼らざるを得ないような状況もあるので、解決の糸口は無い。
「ある程度稼ぎを上げて、闇市場とのつながりをもつことからはじめるでごじゃる。」
おそらくウインターローズも購入されていることだろう。
冬限定であることは知らせており、収穫できる時期は定期購入したいと申し出ている取引先が出てきていた。
近い将来どこかにつながるだろう。
闇市場に流れる人たちを、自分たちの村人にして生計が立てられるようにして、
奴隷ではなく人としての人生を与える計画だ。
最終的には闇市場に組織されている奴隷商人を撲滅することを考えている。
そこの人々をすべて保護できていれば賛同は受けられるだろう。
食料の安定供給や素材の安定供給も解決できる。
闇市場の立場が悪くなれば、その先は盗賊たちとの戦争に発展する可能性があり、
それはそれで情勢不安が発生するため、うまいことやらないといけないだろう。
やることはたくさんだ。
人間族において、闇市場は世界中に広がっているネットワークであるため、少しずつこの問題を解決していかなければいけない。
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