009:鍛冶場作り
鉱山で鉄などの鉱石は集めているため、加工するための鍛冶場を作る。
鍛冶スキルは持っているので設備さえあれば、なんとかなる。
炉があればいいくらいだが、道具もちゃんも作ろうと思う。
必要な設備は、こんなところだ。
炉:鉄や鋼を加熱して柔らかくするための設備。炉は、燃料を燃やすことで熱を発生させる。
金床:鉄や鋼を叩いて形を整えるために、金床が必要。金床は、金属を叩いたり、押したり、引っ張ったりして、形を整えるために使われる。
ハンマー:金床で金属を叩いたり、形を整えるために、ハンマーが必要。ハンマーは、金属を叩くための道具で、サイズや形状が異なるものが必要だが、万能道具でいいだろう。
トング:鍛冶では、金属を加熱しているため、金属をつかむためのトングが必要。トングは、金属をつかんで熱源から取り出したり、形を整えたりするために使うが、これも万能道具でよい。
実は、両手で持つ分には、違う種類が持てることがわかっている。
あとはスキルでなんとかなるので、今回はこれらを作るのが目標だ。
俺は森で採集した石や泥を使い、エリスのサポートにより効率的な作業ができた。
俺はまず、炉を作るために必要な石や泥を収集するために、森へ出かけた。石は川底から拾い、泥は川岸の泥地から採取した。その後、石を選別し、泥をこねて、まずは炉の外枠を作り上げた。
次に、炉の内部を形成するための溝を掘り、石や泥を使って平らな土台を作った。そこに、石炭を燃やすための穴を掘った。穴の周りに石や泥を使って壁を作り、炉の形を整える。
最後に、炉の上部に蓋を付け、炉の構造が完成した。鍛冶技術を磨き、より高度な装備を作り出すことを目指して、炉を活用していくことになる。
数日ほどかけて作成した。まずは試運転である。
「よーし、木炭を作ってみますか。木材を入れてっと。」
立派な木炭ができており、【鑑定】でも木炭と判断されている。
「うまくできましたね。レオ。鉄などのインゴットは作成可能でしょう。」
「そうだな。まあ、ようやく、武器類をはじめ、色々な生活に必要なものも作れそうだね。」
「陶器類も作れますから、忙しくなりそうですね。」
「そうだなあ。鍛冶スキルのお陰で簡単に作れるけどね。」
引き続き、鉄のインゴットを作成することにした。
「レオ、鉄のインゴットを作るためには鉄鉱石が必要です。」
「鉄鉱石だね。それから?」
「次に、炭が必要です。これは鉄鉱石を燃やすために使用しますが、すでに木炭がありますね」
まずは、鉄鉱石と炭を炉に投入して火を点ける。
どんどん燃えていき、高温になった後、鉄のインゴットが生成されて出来上がりだ。
持ち合わせていた鉄鉱石はインゴットにした。
こうなると、何か一つ武器でも作ってみたくなる。
「俺のショートソードでも作ろうかな」
「軽い武器で攻撃力を上げるのが一番効果的だと思います。」
「レオ、ショートソードなら、扱いやすいですし、手ごろなところでしょう。」
ショートソードは鉄のインゴットと木材があれば作成できる。
鉄は、ショートソードの刃を作るための素材。さっき作った鉄のインゴットを使用する。
木材は、柄や鞘などに使用する素材となる。
「準備が整った。さあ、製作するか。」
二人は互いに協力し合って、ショートソードを作り上げ作業はあっという間に終わった。
「よし、完成っと。いい感じに仕上がったな。」
「よくできましたね。良い出来です。」
誇らしげに手に持ったショートソードを見つめました。魔物に対する戦いが少し楽になるだろう。
予備のショートソードも作成して保管しておいた。
試し斬りしてみたところ、特に問題は無さそうだし、魔物を倒すのに十分な品質であることも確認できた。
素材さえ揃えば、もっと強力な武器を作成することもできるので、今後もまた楽しみだ。
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