083:水田作り(準備)
ちらちらと雪が降るようになってきた。
本格的な冬になれば作業できる範囲も減ってしまうと思っていたので、この時期にやっておきたいことを考えた。
来年からは稲作を始めたいと思っているので、田んぼを作っておきたいと考えた。
「エリス。来年は米を育てようと思ってて、土地は確保しておきたいと思っているのだがどうだろうか。」
「レオ。そうですね。世界樹側に作るのがいいでしょう。結界も広がりそうとのことですし。」
「まあこっちの世界では米の流通が無いからな。建設中の村のほうにあるのも不自然ではあるか。よしじゃあそうしよう。」
水路といったインフラは整備できているので、水の心配は無い。
世界樹周辺を精霊たちにとって過ごしやすい場所にした結果、泉からの水量も増えたため、それを引いてくることができる。
「レオ。人間族などのこの世界の人たちにも流通させるかどうかはありますが、保存も効きますし利用用途も多いことから量産してもいいでしょう。こういう計画ではどうでしょう。」
エリスは米の生産は賛成らしく、大胆な計画を出してきた。
「おおう。結構な範囲を田んぼにする計画だな。結構時間かかりそうだな。」
「レオ。森林伐採を初めとした整地まではレオや私の仕事になるかと思いますが田んぼを作るのであればピースの民でも可能です。エイトたちに任せればいいでしょう。」
手伝ってもらえるところがあるなら、頼むしかないか。
「ただし、土作りは大切な工程です。土地を耕すのは私たちの仕事ですね。それは冬を超えた春にでもやればいいでしょう。」
エリスの計画をしっかり確認しておく。
結構な範囲の森林を伐採する必要がありそうだ。今後、資材はたくさん必要になるから、有効利用は可能ではあるのだが。
「しかし、これだけ広げるとなると、街道整備もあって忙しくなるな。冬の間もこのあたりの作業は必要だろうな。」
「レオ。雪かきなどの作業はやりますので、冬も休まずに開拓ですよ。魔法で作業する範囲の雪は融かします。」
なんか想像していた冬と違う。
冬眠はしないが家に籠っているイメージがあったんだがな。
「今から準備しておけば来年の秋には米が食べられる。そう思うとやる気は出るな。」
前世では米を日常的に食べていた。
今では、パン類などの小麦から作れるものは調理できるようになったが、米はまだだったからな。
米の可能性はすごいからな。楽しみだ。
意外と世界樹を超えられるようになっても、世界樹側での作業も多く、こっちも発展している。
どちらもしっかりと発展させていくような感じになるだろうな。
当初は世界樹側を全て放棄しないといけないと思ってたので、安心した点だった。
ワーウルフのルナなんかはずっと世界樹側にいるし。建設中の村は散歩がてら見学に来るくらいだな。
世界樹側は結界があるので安全なのと、子育てするには設備含めて環境がこっちのほうがいいからだ。
その後、ピースの民たちにも水田作りの計画を伝えて、米というのがどういうものなのかを想像を巡らせ期待している様子だった。
仕事は増えたが、食糧増は望むところなので全員賛成してくれた。
来年に向けて頑張ろう。
面白いかも…
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