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077:ノースサンド村調査 依頼主ランド

ナナはクエストの依頼主である農家主人に状況を確認する。

今回の場合は、依頼主から状況を確認して達成基準を合意することになっていたためである。

依頼主と接触するようなクエストは護衛系のクエストや警備や掃討してほしいといった依頼に限定される。


通常、特定の素材を一定数納品する場合は、ギルド経由となるため依頼主との接触はない。

なので、一定のコミュニケーション力は必要になってくるクエストでもある。


「冒険者ギルドで依頼を請け負ったナナでごじゃる。」


「おぉ。依頼を引き受けてもらえる方ですね。これで助かるか…。申し遅れました。私はランドといいます。」


割と長い期間待っていた様子だったようで、ひとまずは安心といったところなのだろう。


「ウルフの討伐ということでごじゃるが、どれくらいの数でどういった時間帯に被害を受けているでごじゃるか?被害具合も確認したいでごじゃる。」


「はい。被害状況は現地にいってもらえればわかるでしょう。こちらです。」


ランドさんに現地に案内してもらいつつ状況を聞いた。


「相手はウルフですね。深夜に農作物を狙った襲撃が多いです。おかげで収穫量に多大な影響が出ていますよ。いつも群れで来ている様子で私たちは建物中に隠れているしかありません。おそらく10匹以上はいるでしょう。そんな相手、殺されてしまいますから。」


「そういう状況でごじゃるか。あ、あそこでごじゃるな。確かに滅茶苦茶に荒らされているでごじゃるな。」


抵抗もされないので、狩りをするより安全に食事ができると思っているのだろうか。

定期的に来ているのだろう。

ただ、決まった場所からの侵入をしているようだ。

反抗も無いのであまり考えていないのだろう。そもそもウルフであればそこまで知能も高くないので縄張りとしているところから見て最短ルートを突き進んでいるだけなのだろう。


「柵の修復にも費用がかかります。何度も破壊されていて最近は直す余力も無く…。お二人で対処可能なのでしょうか?冒険者ギルドに依頼したときは、ある程度まとまった人数とそこそこのランクがあるパーティーじゃないと厳しいと言われましたが。」


「問題無いでごじゃる。達成条件については、次に襲撃された群れの掃討、報酬についても、狩った魔物の素材全てをいただくことでいいでごじゃろうか。」


荒らされた周りを確認してもウルフの毛などが落ちていた。

嚙み砕かれ食い散らかされた作物から見てもウルフが食べたものと推測できる。


これら現地の確認を済ませた上で、ウルフが相手であることを確認。特に問題もないとナナは判断した。


「はい。冒険者ギルドには少なすぎる報酬であると言われたのは承知でお願いします。」


「交渉成立でごじゃる。」


依頼主であるランドさんとはここで別れる。

シンプルに夜を待ち襲撃に備えることにした。ここのところは襲撃に来ていないということなので、そろそろ来るかもしれないということだった。

そう遠くなく遭遇できるだろうか。



「ナナ。ウルフの群れは近くにいますね。今夜あたり来るのではないでしょうか。夜に備えて休んでいるように思えますね。」


エリスからのアドバイスをナナは聞く。


「エリスさん。ありがとうでごじゃる。今夜はこのあたりで待機するとするでごじゃる。」



しばらく休憩し夜になった。ナナは待機をしている。

周辺待機しているピースの民にも連絡をし、群れを特定。

動き出しを監視してもらっている。合図を出してもらうことにしている。


そのとき


「ナナ。伝言です。現地で監視。ウルフたちは動き出しました。数は23匹。」

「うん。合図でごじゃるね。動き出しているようでごじゃる。思ったより多いでごじゃるね。仕方ないでごじゃる。」


群れが向かってきているため迎撃態勢をとる。

夜目が聞く分相手のほうが有利であるため、正面衝突は不利になるため飛び道具で一匹ずつ対応する予定だ。


「予定通り二手に別れるでごじゃる。」


パートナーに合図を出し、二手に別れる。

ウルフたちは、何かを気を付けるわけでもなく農場に一気に進んで破壊済みの柵を超えていった。

いつも通りというところだろうが、今回は違う。


次の瞬間、爆発が起きる。

『鳥居爆弾』に引っ掛かったのである。すぐ傍に農作物を仕掛けていたので見事にヒット。

数匹をまとめて倒す。


ウルフは混乱し、仲間の下に近寄る。

次の瞬間『手裏剣爆弾』が近寄ってきたウルフにヒットして爆発しさらに数匹まとめて倒す。


これにより『手裏剣』がドンドン飛んでいき。

1匹2匹と次々と倒されていく。

ウルフは完全に混乱している。その間にも『手裏剣』は飛んできて倒れていく。


「いい感じでごじゃるね。回り込んで逃げ道をふさぐでごじゃる。」


ナナは回り込み逃げる際の掃討に備える。


混乱したウルフは四方に動いていくが、設置している爆弾に引っ掛かり次々と倒されていく。

ダメだと感じたウルフは来た道を逃げ始める。


「逃がさないでごじゃる」


さらに『手裏剣』が飛んできて倒されていく。

ナナに気づいたウルフは向かっていくが簡単にナナに倒される。


挟み撃ちとなり倒されていくウルフ。

最後の1匹も倒し、完全に掃討。

最後はドロップ品を回収してランドさんに報告に行く。



「ナナさん大丈夫でしたか。寝ていましたが爆発音などで起きてしまいました。」


「任務完了でごじゃるよ。23匹の群れを掃討したでごじゃる。しばらくは安全が確保されるはずでごじゃるよ」


ランドさんは安心したようだ。


「ありがとうございます。ただもう農業は続けられないでしょう。いままでの被害で支払う税金も確保できないでしょうし。流浪の民になるしかないかもしれません。…余計な話でしたね。任務は完了です。こちらにサインしました。」


実際は半分以上が荒らされていた。残りの作物も商品として使えそうなものは不作により少ない状況だった。


「ありがとうでごじゃる。」


ナナは、依頼表に対して任務完了のサインをもらう。



そして次にナナは提案をする。


「ランドさん。流浪の民になるくらいなら提案があるでごじゃるよ」

面白いかも…

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