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075:バードホースのテイム

世界樹側で作業をしていたときエリスが話かけてきた。


「レオ。この近くにバードホースの群れがいるようです。」


「うん?バードホースか。」

割と見た目は良いから、テイムモンスターとしても人気があるが、難易度が高くテイム実績はあまりない。


バードホースは、見た目は馬だが、羽毛を纏っているのが特徴。強靭な羽根を持ち、高速で飛び、猛スピードで移動することができるのも特徴だ。

幼少期は、他の魔物から逃れるために猛スピードで走行するのが得意であり、大人になるにつれて戦闘力が強くなっていく特徴がある。そして防御力が高い。


「レオ。バードホースは、軍馬や馬車として使われてきました。そして、競走用にも。」


「競走用っていうと競馬か?」


「はい。幼少期は、走るスピードが速くなります。大人になるにつれて大きくなり速度は落ちますが戦闘力と防御力が強化されるため軍隊に編入していきました。もっとも遠い昔の話で、現在は王族くらいしか運用されていませんが。」


なるほどな。今後のことも考えると馬車の運用は必須か。

エイトたちにも馬が必要になってくるかもしれないし、テイムしておく必要があるかな。


「今後のこと考えると、馬の調達は必要になるし、テイムに動くか。仲良くなるためにはニンジンがいいのかね?」


「はい。ニンジンが好物なので、それでいいかと。」

そのあたりは一緒なんだな。


俺たちは、バードホースの群れがいるポイントに移動した。

そこには様々な鳥型魔物が飛び交っていた。中でも目的の魔物は、風を切って飛ぶ姿が美しく、美しい羽根が光を反射してまるで宝石のように輝いていた。

それが、バードホースだ。空も飛べるし、地上でも早く走れる優秀な性能。


バードホースは、人間よりも力が強く、素早く飛ぶことができる。

そのため、競技としても人気があると聞いていた。俺は、いつか競馬場のようなものを作って運用できればなと少し想像した。


しかし、バードホースはテイムするには難易度が高くとても手に入れることができないというのが現在の状況だった。

エリスによると俺ならば問題なくテイムできるということだった。


バードホースに近づくと、目が真っ赤になり、巨大な蹄で俺たちを攻撃してきた。

俺たちは回避行動をして一旦距離を置いた。

相手も様子を見ているような状況だった。


「レオ。迂闊に近づきすぎましたね。」

「ちょっと距離感がわからなかったが、相手も様子を見てくれて助かったよ。」


ニンジンの束を置いて、「食べていいぞ。お前たちのために用意した。」と伝えてさらに距離を置いた。

食べていいことを理解しているようだった。

バードホースたちにとってニンジンは一番の好物である。

バードホースは警戒しながらもニンジンの匂いを確かめている様子だった。本物であれば逃すことはできないチャンスだからだろう。


本物とわかり群れが集まって食べ始めている。

子どもたちにニンジンを優先的にあげているのは何か微笑ましいものだった。


その後俺はゆっくりと近づき、敵意は無いことをアピールしながら近づいた。


バードホースは、羽根を撫でられることが好きだった。俺は、羽根を撫でながら、バードホースに話しかけることで徐々に心を開かせた。


次第に打ち解け、テイムに成功する。

まとまった数をテイムすることに成功したため、十分なバードホースを調達できた。



全員を率いて帰るとピース民たちは驚いた様子だった。

バードホース自体を初めて見たかららしい。馬に綺麗な羽根が生えており見た目も麗しいからだ。


ピース民たちに事情を説明し育てていくことを説明した。

結果的には、世界樹側ではなく開拓している村のほうで育成するのがいいだろうということで、将来的には向こう側に移動することで決定した。


厩舎を作ってそこに住んでもらいたいので、厩舎建設もお願いした。

これは木造でいいので、すぐに着手してもらった。

近い将来、移動させようと思っている。


ブリーダーズになれるような気がして、少しウキウキしている。

面白いかも…

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