073:ノースサンド村調査 農家クエスト探し。ルウ、ウィッシュ、ローザ
「レオさん。そういうわけで農家に向かっている途中でごじゃる。」
「(そうか。できればまずは肥料を使って農作物を育ててもらいたいと思っているが突然来た冒険者に肥料使えって言われても困ると思うから、信頼を勝ち取るようなことから地道にやらないとダメだろうな。)」
「そうでごじゃるね。まずは農家から出ているクエストを受けるとかして、知り合いを作ることから始めるでごじゃるよ。」
「(あぁ頼んだ。一度でなんとかなるようなものでもないと思うから、気長に頼むよ。あ、作物買い取れそうだったら買い取ってくれ。種子にしてこっちでも育てるから。)」
「わかったでごじゃる。」
定期的な報告をエリスの球体を通して実施している。
宿をとり拠点を確保したナナはレオに報告をしていた。酒場での出来事、マスターの鑑定結果などそれぞれ情報の整理をしていた。
「さて、今度は冒険者ギルドに行って農家が出しているクエストでも探すとするでごじゃるか。」
ナナは冒険者ギルドに向かう。
冒険者ギルドはいつもにぎわっている。やはり冒険者業は主力の業界なのだ。
ナナは農家が出しているクエストがないかを確認する。
ナナのパートナーのピース民が何か見つける。
「ナナさん。こちらなんかいかがでしょう。」
「ふむふむ。ウルフの討伐でごじゃるね。報酬は討伐素材の全てでごじゃるか。これじゃあ受けてくれる人は少ないでごじゃろうね。まあ、これでいいでごじゃる。」
冒険者はリスクが付き物であるため、必然的に依頼料は高くなるので、
討伐した魔物の素材だけでは割に合わないことが多い。
「しかしウルフの討伐だと夜間の対応になるはずでごじゃるし、夜目が効く相手だと不利でごじゃるからね。それにウルフは集団行動が基本でごじゃるし。なんとも受ける人がいるのか怪しいクエストでごじゃる。」
「おう、それだけわかって、なんでそのクエスト受けようと思ってんだ。変わりもんの嬢ちゃんよ。」
巨体の男が声をかけてきた。スキンヘッドでいかにも肉弾戦が得意って感じの姿をしている。
敵意がある様子ではなく、純粋に不思議に思ったから聞いてきたような感じだ。
「まぁ、農家の仕事は作物を育てること。それは大切な食料になるでごじゃるし、協力することも必要でごじゃろう。」
関心したような様子でさらに興味が沸いたのか質問を続ける。
「しかしよぉウルフの素材は悪いもんじゃないが、相手が何匹いるかわからん相手だろ?大丈夫なのかよ。」
「私たちも夜の行動は得意としているでごじゃるから問題ないでごじゃるよ。」
「ほっほーう。」
そうしていると後ろから蹴りをいれる女性が現れる。
「いで!!なにすんだよ。」
「あんた何やってんだよ!」
聖騎士風の女性が間に入る。男性に負けないような身体つきをしている。
助けに入ってくれたような形だ。
「悪いね。あんたたち。こいつは誰にでも絡んでいくやつでね。悪い奴じゃないんだけど。」
「いえ、特に何も被害はないでごじゃる。えーっと。」
「あたしは、ルウ。こいつはウイッシュだ。余計な口挟んで悪かったね。あんたも謝りな!」
「いや、まあ老婆心みたいなもんでな。冒険者がどんなクエストを受けようが自己責任だ他人が口突っ込む話ではないな。悪かったよ。」
「いえいえ、無謀なクエストを受注するようなら止めるのも優しさでごじゃる。私たちは無謀ではないから安心してほしいでごじゃる。」
「見ない顔だしランクは低そうだけど、普通の実力じゃなさそうだね。あんたたち。まあ、邪魔して悪かったよ。農家がある場所は大体はダンジョンに向かう途中にある場所さ。そこもそうだね。あたしたちはダンジョンに向かう予定だ。お詫びにそこまでは道案内しようか?そこまでの食事も持つよ。」
「まあ、そうだな。変な誤解与えちまったしな!はっはっは」
悪い人たちではなさそうで、むしろお節介焼きのいい人に分類されるだろう。
「そうでごじゃるか。この村に来たのは最近なので助かるでごじゃる。クエスト受注後頼むでごじゃるよ。」
「あぁそこらへんのテーブルで待ってるから済ませてきな。」
ナナは受付でクエスト受注の手続きを済ませる。
報酬が少ない分、失敗した場合の違約金はなしのクエストのようだ。まあ失敗することはないが。
受付後、どこにいるかと探しているとルウが手を振って合図をしている。
「お待たせしたでごじゃる。えーと、そちらの女性は?」
「あぁこの子は支援役割のローザだよ。まだ若いがスキルがしっかりしている将来有望株だよ。」
「ローザです。どうぞよろしく…」
青髪の長髪で青い瞳が印象的な女性だ。おとなしい性格なのだろうか。
ウィッシュとルウよりは結構若い印象がある。
こういった出会いも大事だろうと、短い期間だろうけど一緒に共にすることにしたナナたちだった。
面白いかも…
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