065:グラディウス帝国 フラウ男爵家
グラディウス帝国。
人間族に存在する大国である。
近隣国との戦争を続いけており、100年戦争と言われる大戦の真っ最中だ。
そのこともあり傭兵業が盛んであり、優秀な傭兵をいかに雇えるかが戦争のポイントであったりもする。
レオ達が飛び立ったエリアは、グラディウス帝国と隣接することになる。
辺境の地であり、戦争の激戦区とは離れた場所に位置しており、いわば生産拠点のエリアとなる。
フラウ男爵の領地であり、数個の村を抱える人物。
「今年は不作だったと聞くがどうなのだ。」
「男爵。今年は昨年にも増して不作でございます。上納金を納める額を徴収したら村民たちの暮らしが危うくなり、口減らしが発生するでしょう。」
フラウ男爵。
地域の人々から非常に尊敬される善政をする人物。彼は正義感が強く、自分自身を常に犠牲にすることを厭わず、自分の領土内での平和と繁栄を確保するために最善を尽くしている。
土地や資源を巧みに管理し、地元の農民や商人たちに公平な価格で販売することで、地域経済を支えていた。また、教育や医療などの基本的なサービスを提供することで、彼の領土内での人々の生活水準を向上させたいと願っていた。
彼はまた、法の支配を重んじ、誰もが平等であることを願っていた。犯罪者に対しては厳しく対処し、罰金や刑務所に収監されることがありますが、同時に、罪を犯さないための教育や社会福祉などの取り組みも行っていた。
近隣貴族たちと協力して、より大きな地域の問題に取り組むこともある。たとえば、防衛や貿易などの分野で、地域の繁栄を促進などだ。
総じて、フラウ男爵は、自分の領土内での平和と繁栄を確保するために、懸命に努力している善政をする人物。彼は、地元の人々から高い尊敬を集め、彼の統治下で生活することを誇りに思っています。
「やはり、土地が枯れているのだろうな。民たちに聞いてまわっているがどうも作物がうまく育たない。どうにかならないものだろうか。」
「男爵。今年の税はいかほどにしますか。減税措置を今年も取りますか?我が領の財政赤字続きです。どこまで借金を許してもらえることか。」
「減税するしかなかろう。今年は納税ではなく納税猶予を伸ばすことにしよう。証明書を村長に発行するのだ。赤字補填のための借金は、辺境伯爵に頼むことにするのだ。すぐに使者を。」
「承知しました。男爵。失礼します。」
執事は税金に関する業務を行うため部屋から出て行った。
「ふう。辺境伯爵からの借金も今年が最後だろうな。」
その後、一人の娘が入ってくる。
「お父様失礼します。どうなさったんですか?」
イヴ。
フラウ男爵の長女。来年は成人となり、結婚には年頃の娘。将来有望な貴族との縁談を考える年頃となっている。
「あぁ、まあ政治の話だ。気にすることはない。」
「まぁ、私だってもうすぐ成人です。貴族の娘なのですから。さぁどうぞ。紅茶を持ってまいりました。」
「悪かった。お前も春にはもう成人になるだな。」
フラウ男爵は、イヴが持ってきてくれた紅茶を飲む。
「この紅茶は、美味いな。」
「はい。村民が持ってきてくれたのです。本当に嬉しいですね。」
「こう不作が続いて苦しいときにこそ、支え合いが必要だな。そして、乗り切るための何かも必要だ。」
「その通りです。お父様。今度、一緒に領内の村を回り見聞を広めてはいかがでしょうか。是非、私も勉強のために付き添いたいです。」
「そうだな。政治の基本は民の声を聞くことだ。私たちが施策を行い、必要なことを子爵様や伯爵様をはじめとして帝国に陳情することが大事だな。お前もついてくるといい。」
イヴは特に政治についての興味が強い。
成績も優秀であるため、跡取りは長女のイヴではないかという声も強い。
貴族の世界においては、実力主義なところがあり女性が領主である貴族も多い。
また、戦争が多いため男性は傭兵団であったり貴族が率いる隊長を目指すことが多いのも、政治については女性が活躍するという側面もある。
実際のところ、傭兵団も貴族の直轄軍も権力は強く領主をも凌ぐ場合もある。
フラウ男爵領も例外ではなく、直轄軍の軍団長は長男のダンが着任しており発言権は領主に次いで高い。
傭兵を率いて戦争に参加し報奨金を得ているため、生活基盤になっていることは揺るがない事実だった。発言権はより一層強くなっており、軍拡化を唱えているが、男性が徴兵や傭兵として人員を割かれることは貴族の基盤衰退を意味するとして、フラウがそれを歯止めをかけている形になっている。
「私は、兄上が進める過剰な軍拡化には反対です。バランスの取れた政治を行うために内政の改革を行いたいのです。」
「お前は賢い。ダンが持ち帰る報奨金などの収入が当家の生活基盤になっている事実もある。お前の言う通りバランスが大事だ。このまま進めば、傭兵か軍隊しかいない軍事基地になりかねない。きっと、何かしら希望の光は見えるだろう。」
「はい。そのために帝国の学園で勉強して参りました。きっとお役に立てるはずです。」
フラウ男爵家は近い将来運命的な出会いをすることになる。
面白いかも…
続きが気になる!
と思いましたら
下部にある☆☆☆☆☆から、作品の応援をお願いいたします。
直感で☆をつけていただけませんか?いま、感じた評価いただきたいです。
ブックマークもいただけると励みになります。
末永く、よろしくお願いいたします。




