060:エーテルのテイム
マナポーションの素材をドロップする魔物『エーテル』が出没する洞窟に来ている。
目的は二つある。
一つ、『エーテル』をテイムすること
二つ、洞窟自体の所有権を持つ。
テイムするほうはいつも通りなので、特に説明は必要ないが、洞窟自体の所有権を持つということだ。
「レオ。洞窟自体の所有権を持つには、それぞれ洞窟に出没する『エーテル』の制限数のうち6割以上をテイムモンスターであることが必要です。そのために12匹テイムしましょう。」
洞窟自体はそこまで大きくなく狩り始めるころは20匹いる状態ではじまる。
つまり12匹テイムして洞窟に存在すると洞窟自体が所有できるというルールなのだ。
洞窟といってもいわゆるダンジョンのような性質を持っているためのようだ。
ダンジョンの場合は『ダンジョンマスター』と言われる主がいる。
それは人であったり、ボスモンスターであったりと様々なようだ。
テイムするために、ハイマナポーションを持参してきた。
これを容器に移して餌として誘惑することから始まる。
「よし、ハイマナポーションを設置するぞ。」
ハイマナポーションを設置する。そうすると通常だと襲ってくるエーテルだが、容器にあるポーションを飲み始めていた。
飲んでいるというか消えていくような感じなのだが…
「よし、襲ってこないな。テイムすることにしよう」
テイムするイメージを持つ。
そうすると、ポーションを飲んでいるエーテルがテイムできたことが感じ取れる。
警戒感も無くなり、ひたすらに飲んでいる。
「レオ。成功したようですね。これで5匹」
のんびりはしていられないので、次のポイントに移り、同じ要領でエーテルのテイムをする。
ここでも5匹テイムに成功した。
「よし残り2匹が条件だな。」
次のポイントに行きテイムする。
ここでも5匹テイムに成功し合計15匹となった。
「レオ。無事にこの洞窟の所有権はレオに移りました。」
「お、結構あっさりだったな。まあ、戦ったところで苦戦する相手でもないから苦労するポイントはないか。」
「通常のマナポーションだったら警戒のほうが強い可能性が高いので、ここまで順調にはいかなかったかもしれませんね。これで今後発生するエーテルはすべてテイムされた状態で発生します。上限が20匹の洞窟なので、20匹で運用していく形になります。」
残りのエーテルは討伐し、その後発生するエーテルはテイムされた状態で発生した。
最初にテイムしたエーテルは早速『エーテルの水』を生産していた。結構な量を生産するようだった。
「レオ。今後の収集は私のほうで行います。ピース民に輸送してもらうような手筈を整えます。」
「そうだな。頼んだぞ。」
いつも殺意を放っていたエーテルだが、祈りをささげるような光を出していて、どこか可愛い。
こんなことができるのか。
懐くというか信仰対象のような感じはするが…まあ幽霊みたいなものだからな。いや、合ってんのか?考えるのは辞めておこう。
拠点に戻り、ピース民たちに状況を説明する。
「主君。また武功を上げられたのでございますな。ハッハッハ」
エイトが言うが、こいつはどんなキャラなんだ。まあ明るいのはいいことだが。
「エイトには、エーテルの水を輸送してもらいたい。そのほか、輸送系の仕事は任せたいと思っているがいいか。」
「主君。お任せください。安心安全な輸送を遂げてみせましょう。」
屈強な男たちなので、簡単にこなしてもらえるだろう。
貴重な男手なので助かる。
エーテルから生産される素材は、思ったよりも多く量産体制は整えられている。
これでハイマナポーションに必要な素材は安定的に手に入れられるようになったので、
転送陣に必要な素材の生産体制は整った。
これから転送陣製作の本腰を入れることになるだろう。
外の世界楽しみだな。ある意味ここが外の世界か?何はともあれ楽しみが増えたんだ。
面白いかも…
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