059:名付け親になる
ワーウルフであるルナは毎日育児に追われている。
ピースの民ことピース民もナナを中心に全面的にサポートしている。
子どもは6匹生まれており、順調に育っていた。
適度なタイミングで様子を見に行っている。
一番上の長女を抱っこしているときルナに声をかけられる。
「ん。この子達に名前を付けてほしい。」
「うん?そういえばまだ名前が無かったな。俺がつけていいのか?」
「レオ。この6匹もテイムしてい扱いですので、ネームドにしてもらいたいということでしょう。」
「ネームドか。なんかメリットでもあるのか?」
「レオ。この場合はレオが持つ才能の一部を譲渡することやポテンシャルそのものを引き上げる効果があります。そのあたりルナも理解しているのでしょう。」
ルナは頷いていた。
「ん。そう。でも感謝の気持ちもある。だから名付け親に。」
一人だと、ここまで順調にいけたのかはわからない。
けど、ルナならなんとかしていた気もするけど。
「能力的なメリットもあるなら、俺がつけたほうがいいか。エリスどうやるんだ?」
「『ネームド』と唱えてから名前を言うことで成立します。」
魔法なのか。儀式みたいなものなんだろう。
「わかった。じゃあ考えてみるよ。」
とは言えど、一生物なのだ。安易な名前は付けられない。どうしたものか。
うーん。うーん。と悩んでいるとルナはいう。
「レオ。深く考えなくてもいい。この子達、きっと気に入る。」
そうは言ってもというのもあるし、何せ6人分だ。6匹?
人としての姿もとれるし、俺たちと一緒にいる限り、人間の世界で活動することも想定できるし、悩むというもの。
うーむ。そうだな。
よし決めた。
「決めたぞ。これから発表するよ。」
以下のように決めた。
長女:アリエス
長男:タウラス
次男:ジェミニ
次女:キャンサー
三男:ヴァルゴ
三女:ライブラ
それぞれ順番に『ネームド』と唱えた後に名前を伝える。
すると、体全体が光に包まれて体に光が吸収されていくように収縮していった。
「よし。こんな感じかな。元気に育っていってくれるように祈り、俺たちも努力するよ」
「ん。ありがとう。きっと強くなる。」
強さ基準なのか…
「レオ。それぞれ、適性など含めたポテンシャルが強化されていることが確認できました。特に問題ないでしょう」
やはり即効性あるんだな。
まあ詳しいことは、育っていく過程を見ていくか。
「うんうん。いい名前でごじゃるな。センスあるでごじゃるよ。」
名付けあたりからナナも様子を見ていたので、立会人の一人になっていた。
「そう言ってもらえると助かるよ。将来こんな名前やだとか言われても困るけど…」
「とても名誉なことでごじゃるし、そんなことにはならないでごじゃる。」
名付けをしたことが影響したのか、
なんとなく子どもたちとの親密度も上がったような気がして前よりも懐いているようだ。
このあたりも影響あるのだろうか。
「はぁ。なんか緊張したな。大仕事した気分だ。名付けがこんなに緊張することなんて思わなかったな。」
「レオ。今後もテイムモンスターに名付けする機会は多いと思いますよ。」
「そういえば、名付けできる相手って限られているのか?スライムとか、そういうのも名付けできるのか?」
「レオ。意思疎通だけではなく、言葉でコミュニケーションできる知能レベルが無いとできませんので条件は厳しいです。ワーウルフはこの条件を満たしているため可能となりました。」
なるほどなぁ。
まあでも覚えきれないからそれくらいがいいかな…
名付けもしたし、本当に親だと思って育てていきたいと改めて思った一日となった。
面白いかも…
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