047:世界樹の杖
「レオよ。ユグドラシルの枝を使って、杖を作ってもらいたいのだができるか?」
「杖?まあ、【鍛冶】スキルで作ることは可能だけど、いきなりどうして?」
ユグドラシル様は杖が欲しいとのこと。
杖なんて武器として使えるものではない。魔法を使うイメージはあるかもしれないが、効率は非常に悪いものであまり意味がない。
「杖を使う意味じゃが、お主が作ってくれた木造のところに杖を供えようと思っておる。あれがあれば、世界樹の影響力に追加の効果があるのじゃ。」
「影響力っていうのは具体的には・・・?」
「そうじゃの。精霊の力が強くなったり、直轄エリアや結界の範囲が広がったりじゃな。直轄エリアを増やすには、お主がやってくれたように土地の開拓と芝生を植えるなど、実質的な支配下に置くような状態じゃな。」
支配下におくようなつもりでやってないが、まあ土地の所有権がはっきりするようなものなのかな。
「わかりました。やってみます。」
というわけで、ユグドラシルの枝を使って杖を作ろうと思っている。
枝といってもなかなか立派な木である。ちなみに、枝をもらってしまったがユグドラシル本体に影響があるか聞いたのだが、髪の毛が生え変わるように木の枝も生え変わっているようで、不要になったものなので特になんともないらしい。
世界樹が持つ力を杖に宿すことができれば、非常に強力な杖になることが期待できそうだ。
まずは木を削り、杖の形に整えていく。
手先が器用である必要があり、小さなミスも許されない。ゆっくりと、緻密に作業を進めていく。木の質感を感じながら、力の入れどころを考えていると、自然と手が動いていくようだった。
【鍛冶】スキルが有効に働いているのだろう。
杖の形が整ったら、魔法を込めるために彫刻を施す。
ユグドラシルの枝が持つパワーを最大限に引き出すため、細かい彫刻を施していく。
彫刻は、俺の魔法に合わせて、独自のデザインを施した。
最後に、杖に魔法を宿すために、儀式を行う。
ユグドラシルの杖について、祈りを捧げる。
そして、杖に魔法の力を宿すために、自分自身の魔力を注ぎ込む。
杖に魔力が宿ると、それを感じられた。強い力が、杖に宿ったようだった。
杖が完成したら、試しに魔力を通してみる。うん。大丈夫だな。
こうして、俺はユグドラシルの枝を使って杖を作った。
「ユグドラシル様。杖ができましたよ。どうです?」
ユグドラシル様は杖をじっくりと観察、握ったりして確かめていた。
「うむ。上出来じゃな。さすがじゃ。魔力の通りもよいし、これで十分じゃろ。」
ユグドラシル様はさっそく等身大の木造に向かうので、俺もついていった。
「さてと、杖を供えるとするかの」
自分自身の木造に自ら供えるのはどうなのだろうか。
まあ突っ込むの野暮だろう。自分自身に装備を整えるのと同じと考えよう。
「これで良いな。徐々に世界樹の影響力が上がるじゃろ。精霊たちも喜ぶじゃろ。」
「お力になれたようで何よりです。」
あっと思い出したかのようにユグドラシル様は言う。
「ここに食事のお供え物もしてもらえると助かるの。」
お地蔵さん…?
「はぁ。まあいいですけど。普通に食べればいいのでは?ご馳走くらいしますよ。」
「まあ、それもそうなんじゃが、わしは世界樹が本体じゃろ。まあ栄養分などは無意識に吸収するのじゃよ。ここにお供え物をしてくれると自動的に吸収して栄養がつくのじゃよ。」
なるほど。そういうことならいいか。
「わかりました。何か果物や調理済みのものを供えますね。」
「うむ。頼むぞ。ちなみに、実際の供え物はそのまま残り品質も悪くならないから、供えた後に自分たちで食べるがよいぞ。品質も向上させる効果があるから損はさせんぞ。」
なんかすごいこと聞いた。
品質上がるのか…
「それは楽しみです。エリスにでも供えてもらうことにします。」
世界樹に貢献できてよかった。
この地で平和に暮らせるのも世界樹のおかげなのだから。
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名前:レオ
レベル:18
HP:240 (+10)
MP:160 (+10)
攻撃力:157+20 (+3)
防御力:113+30 (+3)
素早さ:110 (+5)
魔力:140 (+10)
運:98 (+3)
武器:鋼のショートソード(攻撃力+20)
防具:レザーシリーズ(各防御力+5、シリーズボーナス+5 合計+30)
汎用スキル:採集レベル1、建築レベル1、加工レベル3(木こり、石切、調理、鍛冶)、テイムレベル3、火魔法レベル2、水魔法レベル1、風魔法レベル2、毒魔法レベル1、錬金術レベル2、裁縫レベル2、剣レベル1、弓レベル1
ユニークスキル:AI、鑑定、異界召喚
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レベルが上がった。とうとう加工レベルが3に上がった。
調理や鍛冶スキルを使うことが多いので、このレベルが上がるのはとてもうれしい。
面白いかも…
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