030:砂糖作りとシュガースライム
俺は、サトウキビの収穫に行くことにしていた。
早起きして、畑へと向かった。
心地よい陽射しの中、サトウキビが瑞々しく育っている様子を見て、俺は気分が高揚した。
「いよいよだ。砂糖を作るぞー」
「レオ。砂糖があるとやれることたくさん増えますからね。積極的に収穫したいです。」
俺は、万能道具の鎌を使い、1本ずサトウキビの葉をカットして茎だけにする。丁寧に取り組んでいく。
サトウキビの収穫が終わり、俺は甘い香りがするサトウキビを袋に詰めた。
ちなみに、削ぎ落とした葉たちは、スライムたちが食べていた。サステナブルな感じだね。
「レオさん。甘い匂いが期待値を上げるでごじゃるなー。」
ナナは超高級品である砂糖に今からウキウキしているようだ。
まあ、待ってなよ。
次に、砂糖に加工するために、サトウキビを精製する。
ここからは【錬金術】スキルを発動。水分を飛ばし、砂糖の原料である「サトウキビ糖液」を作り出した。
そして、サラサラとした白い砂糖が完成した。
布袋に収納された状態で完成。
砂糖は大量に使うので、ピース民にも手伝ってもらい、砂糖の製作に汗を流す。
砂糖を利用して、パンやお菓子を作ることができる。
そして、砂糖は保存性が高く、さまざまな料理の甘みを加えるアクセントとなるのだ。
ちなみにサトウキビは葉を切り落とし、茎だけを収穫している。
茎は非常に長いので、鎌を使って長さを短くカットする。
その後、茎を水で洗い、準備ができる。それから【錬金術】スキルで製作するという流れ。
さて、いつも通り砂糖を使った料理といこう。
「うーん。何を作ろうかなぁ」
「レオ。まずは、原料主体の料理にしては、いかがでしょう。」
なるほどな~。と、思いながら考える。
砂糖を手に入れ、砂糖を使った料理のアイデアを探ることにした。
とはいえ、ちょっとお腹も空いている。
最初に思いついたのは、フレンチトーストだった。
パンに卵液をからめて焼いた後に、砂糖を振りかけて仕上げる。
俺は、焼きあがったトーストに砂糖を振りかけると、とても美味しそうな香りが漂い始めた。
食べてみると、思った通りの甘さで、とても美味しかった。
次に考えたのは、砂糖漬けの果物だった。
手に入る果物を選び、皮を剥いた後に、砂糖をまぶして一晩寝かせる。
砂糖が果物に染み込んでいる間に、果物が砂糖でコーティングされて、キャンディのような美味しさになる。
俺は、砂糖漬けのりんごを作ることに決めた。りんごも収穫可能な果物の一つだ。
皮を剥いたりんごに、砂糖をたっぷりとまぶし、密閉容器に入れて一晩置く。
容器を開けると、砂糖が果物にしっかりと染み込んでいた。
りんごを取り出して食べると、砂糖の甘さが口いっぱいに広がった。
「さあ、砂糖漬けのりんごだ。皆も試して見てくれ。」
ピース民にも感想をもらうために振る舞う。
「レオさん。砂糖はこの世界では貴重ですが、こんなに贅沢に使うのは恐れ多く、そしてこの味に魅了されそうでごじゃる。」
皆も同じ意見のようで、泣きながら食べてる子もいる。
そして、『ソルトスライム』に続く、テイムモンスターの夢。
『シュガースライム』への進化を実験する。
砂糖は世界中に流通させたい素材である。
スライムから生産される品質は、一定であるが、高品質なものは生産されない。
高品質なものは、農産物を原料するものに限るのだ。
スライムからの生産が目処が立てば、作業は効率的になることだろう。
精製済の砂糖を、ノーマルスライムに与え続ける。
スライムは食べたものに影響されて進化する性質があるので、なんとかなるだろう。
数日後
「レオ。『シュガースライム』が誕生したようです。」
そこには、真っ白なスライムがいた。
複数匹進化したようだ。これから増えて行くだろう。
「おー。白くてかわいいな。これから、よろしくな」
シュガースライムは嬉しそうに反応する。
さっそく、砂糖を精製しているようだ。それをピース民たちが倉庫に運び出している。
今後、普段常用するのはシュガースライムからの砂糖となることだろう。
面白いかも…
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