027:ピース民の住居
俺は丸太小屋は、特に朝は心地よい木の香りが鼻をくすぐる。
俺は、ここに住むのに十分な広さがあると思っているが、それは一人である場合だ。
さすがに10人増えるとなると狭く感じるようにというか物理的に無理だ。
それに加えて、彼女たちが使う道具類は全て収納しておかなければ共有できないので、棚類などの収納スペースは重要で多く必要になるだろう。
ということで、建設だ。
丸太は大量にある。さてどんな感じの住居を作ろうか。
そうしていると、
ナナをはじめとしたポーンの民たちと、エリスが集合して話をしている。
エリスは俺にこう言う。
「ナナたちの要望等をまとめ、新しい拠点の設計図を作りました。【AI】スキルと【異界召喚】スキルは情報共有が可能となったため、意思疎通は全てでき、情報を共有しています。必要な材料やアイテムをリストアップをしました。」
俺にどのような設計なのかを詳細に説明してくれた。
どうやら俺は、素材集めしておけばいいらしい。丸太などの木材や石材などの素材が不足するため、収集する役割となった。
まずは、地下作りのため、スコップで掘り続けることになった。
かなり深いけど、地下2階くらいになるのだろうか。
とにかく掘りまくった。
その後は、俺はエリスの計画に従って、鉱山に向かって鉱石素材を集めたり、世界樹周辺を開拓して木材を調達したり、食料問題も出るので田畑を広げたりする。綿花からから布類を作ったり。
日が暮れたら、あれ?いつもと変わらない生活。
素材を使い果たすことがないように、あらかじめ計画を立てられ作業が始められている。
エリスが全体指揮を取っているようだ、役割も分けられてて、新しい棚と収納スペースを作ってる子、家の建築をする子、雑務担当と分けられている。
人員が一番多いのは、やはり建築だ。
作業をしていると腹が減る。
ナナにも手伝ってもらってお昼は、外でも食べやすい焼き串を作ることに。
胡椒が欲しくなるが、塩をでも十分。
「とても美味しいでごじゃるね。私は、鶏皮串が好きでごじゃる。」
なんとも通な感じで。
「俺は、鶏肉かなぁ。肉に残っているすっきりとした脂がいいし、飽きない味がいいよね」
「野菜串というのもなかなか良いでごじゃる。キノコ類を串に指して食べるとこうも味わいが変わるのでごじゃるね。」
ピース民にも好評だった。
肉類の種類や野菜の種類は豊富なので、バリエーションは出る。
あとは、サラダ類にデザートに、いちごだ。
いちごは、ここでも大好評。
いちごの果樹園は広げないとな。
午後からもせっせと作業だ。
丸太などをドンドン運び込む作業と、世界樹周辺の開拓エリアで切り株などから発生する肥料たちを運ぶ。
この肥料。かなりの量になっており、倉庫に置くには邪魔になってきた。
「レオ様。この肥料は、必要なのでごじゃるか?」
たしかにここだと使い道がないのは明白だから当然の疑問だ。
「あぁ。この先、エルフや魔族、人間たちが住む場所に移転予定でね。
向こうは土壌が悪いから作物の品質も最低だ。そこでこの肥料を安く提供することで、食料問題を改善しようと思ってるから、いまは集めてるんだ。」
「なるほどでごじゃる。資金源でごじゃるね。
それならば倉庫も作るでごじゃる。外に出したままにするにはもったいないでごじゃる。」
倉庫新設も計画に入ったようだ。
住む場所優先で。
それは大丈夫か。はい。
引き続き、丸太と肥料を運び続けて、
世界樹周辺の開拓地に芝生を植える(耕す)。
板材などもあるので、ベンチを作ったり、テーブルなども置いて、公園も作る。
【建築】スキルがあればすぐ作れる。
そうしていると
アロマスマイルに呼ばれて、魔物の素材を回収する。
普段はエリスが回収してくれてるが、回収する様子がないので俺のところに来たらしい。
今日も、魔物のミルキーを討伐してくれたらしい。
夜ご飯の準備だ。
たくさん、働いたのだから沢山食べよう。
ということで、ミルキーの肉を使ったステーキだ。
ジャガイモのポテトにコーンもつける。
「ステーキはジューシーで口の中で溶けるでごじゃるね。
クセになる味でごじゃる。」
みんな、うっとりして食べている。
俺もステーキは好きよ。肉汁がたまらないよね。
「このポテト。初めて食べたでごじゃるが、これも止まらないでごじゃるね。」
ポテトのほうは、ステーキに合う形といえばウェッジの形とにしたポテト。
外はカリカリで、中はホクホクなのがいいよね。
「まだまだ、おかわりはあるから、たくさん食べて明日も頑張ってくれよ。」
まだ、途中だからね。
引き続き頑張ろう。
「胃袋を掴まれてしまったでごじゃるな。これは我々、しっかりと務めなければいけないでごじゃる。」
やる気に繋がってくれたみたいだな。
それからは、丸太などを調達した後は、キノコ作りに挑戦するため、
丸太をカットしてキノコを植えるイメージで切り込みを入れていく。
何種類かのキノコの原木を製作した。
住人も増えたので量も用意した。
そうしているうちに、住居は完成した。
住居は20人くらいが住める丸太の住居で、とても大きい建物ができた。
一階のスペースは、リビングスペース、ダイニングスペース、キッチンスペース、トイレ、大浴場、倉庫スペースとなっている。
そして、全員が集まれる集会スペースも備えられている。
入口となる大扉を開くと、集会スペースに入ることになる設計。
倉庫スペースには、保存用の蔵にも置いてある保存するための錬金アイテムも設置。
お風呂については、火魔法と水魔法を使えるピース民がいるので、お湯は問題無い。
大浴場として24時間いつでも入れるようにするらしい。
今後のオペレーションなど考慮して、二交代制で、活動するのだとか。
2階は、個人の部屋が用意されている。
15畳くらいになっており、まあ十分な広さだろう。
共用で使える休憩スペースもある。
そして地下は3階まである。
最下層は天井が低めのエリア
ワインを貯蔵しておくためらしい。
畑にもワイン用のブドウを育てているので、ここで熟成させたり保存することになるだろう。
地下2階は、金庫室、作戦会議などをするための司令室、倉庫、キッチンスペースと錬金術をするスペース、少人数の会議室、多目的スペースなどがある。
地下1階は、武器庫、裁縫などの作業スペース、多目的スペース、トイレもある。
充実した施設も備えており、衣食住に困らない準備がこれでできたな。




