022:アロマスライムと美容品
奇妙なスライムを発見した。そのスライムは、いつもよりも強い香りを発していた。俺は、このスライムが普通のスライムとは違うと感じた。
そこで、エリスに相談した。エリスは、スライムの種類を調べた。それは予想していた通りだったが『アロマスライム』だった。
アロマスライムは、他のスライムとは違い、特殊な効果を持っていることが分かっている。
このスライムは、ノーマルスライムから進化したため、テイムモンスターだ。
アロマスライムのドロップ品である『精油』を生産してくれるようになる。
精油は、様々な効果を持っているため、俺にとっても役に立つものだった。
このアロマスライムは、普通のスライムとは違い、攻撃力が高かった。
そのため、魔物のミルキーや、他の魔物スライムくらいなら討伐してしまう。
そのため、結界範囲周辺を見回って動くようだ。
俺は、アロマスライムの生産品である『精油』安定的に手に入れられるようになった。精油は、疲れた体を癒す効果があり、錬金術で花と精油を混ぜ合わせ『アロマオイル』として、自分にマッサージをした。それからは、アロマオイルの香りが広がって、常にリラックスできるようになった。
これは精霊のアリアさんに大好評だった。
偶然、様子を見に来てくれていて、アロマオイルをプレゼントしたところ、効能に感動したのか、感謝してくれた。
リラクゼーション効果は、体力回復に寄与することが分かったため、防具を一つ作ることにした。
まず、アロマオイルを【錬金術】で結晶化する。
その次は、銀を使ってブレスレットを製作する。
【装飾】スキルが必要になるがエリスのサポートでなんとかなった。
そして、ブレスレットに結晶を繋げ合わせ、【錬金術】スキルを発動させて『回復のブレスレット』が完成した。錬金術アイテムなのだ。
ダメージを受けている場合、少しずつ回復してくれるという高性能な防具になる。
そして、アロマオイルの香りもあって、印象もよくなるアイテムとなっている。
続いては、『フェイスクリーム』を作る。
『モアバター』と『スライムの体液』、『精油』となる。
モアバターは、森林ある『モアの木』の種子を【錬金術】で抽出したものだ。
モアバターは非常に滑らかで、肌に塗った時には吸収されやすく、保湿効果があるものだ。また、肌の炎症を鎮めたり、肌の弾力をアップさせるなど、美容に良い影響を与える成分が含まれている。
そのため、化粧品や美容製品、健康食品などにも利用されるので汎用性が高い。
スライムの体液は、ノーマルスライムから生産されるものだ。
純度の高い純水で、ゼリー状になっている。
これらを【錬金術】を発動させることで、『フェイスクリーム』が完成だ。
美容に良いだけではなく、怪我の跡を修復する作用もある。
安全性も高くアレルギー反応なんかもない。
これも、精霊のアリアさんにプレゼントして使ってもらったら涙を流して喜んでいた。
「こ、これはなんという品質の高さ!も、もう私はこれがないと生きていけないかもしれません…」
女性は美容に対する需要はどこでも高い。
「いえいえ。いつもお世話になってますから御礼ですよ。必要ならまたお渡ししますよ。」
本音である。結界の管理はアリアさんだったりするらしいし、いつも守ってもらっているに等しい。
「うーん。こんないいものもらってしまっては。今度、御礼をさせてもらいますね。」
精霊さんの御礼か。どういう感じなんだろ。
対価をもとめるわけじゃないけど気になるのは正直なところ。
面白いかも…
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