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002:レオとAIエリス

アリアに対して遅くなりながら自己紹介をした。


「あの、自己紹介が遅れたけど、俺はレオ。がんばって、この世界で生きていくことにします。」


「レオさん、ですね。私は、世界樹の精霊アリアといいます。ここでの生活に慣れるまで、何かお手伝いが必要でしたら遠慮なく言ってくださいね」


「ありがとうございます。実は、僕には相棒がいるんです。そこの球体、俺のスキル【AI】なんですが、すごく頼りになるんです」


「【AI】というのですか?あぁなるほど。この世界でそのスキルを持つ人は初めてですね。」



「初めまして、私はエリス。レオさんのスキル【AI】として支援しています。どうぞよろしくお願いいたします」

エリスって言うのか…。


アリアは驚いた様子でしたが、すぐに笑顔を取り戻しました。


「なるほど、ユニークスキルなだけあって、すごいですね。こちらこそよろしくお願いします」


レオとエリスは、アリアとの出会いをきっかけに、世界樹周辺での新しい生活をスタートすることになる。

そのあと、精霊アリアについて、いろいろと教えてもらった。


世界樹の精霊アリアは、自然の中に存在する精霊であり、世界樹とも深い繋がりを持っている。

アリアは、世界樹が守護する自然のバランスを維持するために働いており、森や川、海、空気、光など、あらゆる自然の要素を司っているらしい。

その中でもアリアは最も世界樹に近く高位な精霊なのだとか。


アリアは、自然の中で生まれた種族たちの生活や文化を尊重しているとのこと。アリア自身も、人々に自然を大切にすることを教える使命を持っているとのこと。


この世界においては、世界樹ではなくアリアが信仰の対象となっているらしい。

彼女と共に生きることを望んでいるとのことで、人々にとってはアリアが精霊神という存在なのだとか。

あとは大昔に、人間やエルフなどの住人たちの下に降臨した経緯があり、それもあって神として語り継がれ信仰対象となったそうだ。



その後、アリアは世界樹の下に還っていた。仕事があるらしい。



「レオ、あなたには【鑑定】スキルが備わっているようです。【AI】スキルが共鳴しているようでユニークスキルに進化しています。これは、アイテムやモンスター、他の人物の能力などを詳細に調べることができるスキルです。これを活用することで、冒険がよりスムーズになることでしょう。」


レオはエリスから自分が【鑑定】スキルを持っていることを教えられ、興味津々でそのスキルを使ってみることにしました。


レオは周囲にある石ころを拾い上げ、手に取りました。そして、【鑑定】スキルを発動させると、石ころの情報が頭の中に浮かび上がりました。


「これは『小さな石』というアイテムだな。一般的な装飾品や建材などに使用される石材として流通。現在の相場価格は1個あたり10ゴールドか。」


レオは得意げにエリスに結果を伝えました。


「なるほど、【鑑定】スキルはかなり役立つスキルのようですね。レオさんは、もう何か鑑定してみたいものはありますか?」とエリスは聞きました。


「そうだな……」とレオは考え込みます。「ここは森の中だから、木の種類を調べてみたいな。」


レオは周囲に生えている木々を見回し、次に【鑑定】スキルを発動させることに決めました。彼は最も近くにある木に向かって歩き始め、【鑑定】スキルを発動させました。


「鑑定」


すると、木の名前、種類、年数、高さ、直径などが順次表示されました。


「この木は、『カエデの木』です。種類は、ヤマカエデ、年数は、100年、高さは20メートル、直径は1.5メートルです」


レオは、エリスに鑑定結果を報告しました。「この木は、かなりの年月を経て成長しているようだな。直径が1.5メートルもあるのは、すごいことだよ」


エリスは微笑んで、レオを褒めました。「レオさん、本当に素晴らしい【鑑定】スキルを持っているんですね。これからの冒険でもきっと役立つと思います」



「次は、レオのステータスを確認してはいかがですか。ステータスと詠唱することで確認できるようです。」


「なるほど。試してみよう。ステータス」


名前:レオ

レベル:1

HP:50

MP:30

攻撃力:25

防御力:20

素早さ:15

魔力:20

運:10

汎用スキル:

なし

ユニークスキル:

AI、鑑定


高いのか低いのかわからんな。というか、エリスはどうやって情報を得ているんだろうか。

ところで、エリスはどうやってそういった情報を仕入れているんだ?


確認したところ、エリスは、世界樹の中枢部にある特殊な端末にアクセスして、情報を検索することができた。


「これはすごいな。世界中の情報が手に入るんだ」と驚嘆する。


「はい、世界樹にアクセスすることで、私たちは多大な情報を手に入れることができます。これはあなたが旅をする際に、非常に役立つはずです。ただし、どうも世界樹の権限が及ぶところまでのようです。」とエリスは答える。


俺は、興味津々で検索を始めた。いま俺の目の前には検索窓や様々な情報が表示されている「魔物」と入力し、検索を開始した。


「これは……すごい数のモンスターがいるんだな」とレオが驚きを隠せない。


「はい、世界中にはさまざまな種類の魔物が存在します。この周辺に生息する魔物は弱い魔物限られるようです」と説明してマッピングされた地図が表示されている。

赤くマークされた印が動いているのでリアルタイム情報のようだ。チートすぎないかこれ。


「繰り返しになりますが、あなたが使う【鑑定】スキルは、【AI】スキルが補助となり、情報量が通常の【鑑定】より多くなっているため、ユニークスキルとなりました。通常はアイテム名しか表示されません。」


なるほど、ほかの人には言えないな…


面白いかも…

続きが気になる!


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