014:弓作り
狩猟や遠距離攻撃に欠かせない弓の製作に挑戦してみることにした。
まあ魔法でもいいんだけど。とりあえず、まずは材料集めから始めよう。
俺は森の中を歩き、木を探すことにした。しばらく歩くと、目に留まる木を発見した。直感でこれがいいと感じ、斧を手に取る。
木を切り倒し、手に入れた材料を抱え、自分の家に戻った。次は、材料の加工だ。
まずは、木材を形に切り出すための道具を用意する。そこで、おなじみ万能道具により斧と刃物を使って材料を細工した。
【鍛冶】スキルが活きている。
木材を切り出して、形に整えることができた。次に、弓の弦を作るために糸を準備する。
俺は鳥の羽根を材料に、糸を作った。これを弓に張り付けることで、完成となる。
「よし、これで完成だ!」
心を込めて作り上げた弓は、手に持つと重みを感じた。だが、その分、一つ一つの作業に意義があると感じた。
「これで狩猟が捗るな。次は矢を作ってみようかな。」
俺は、矢を作るためにまた材料集めに出かけることにした。
まずは、森に向かい、細くて直線的な木を見つける。
矢羽根は、大きな鳥や獣から手に入る羽を使う。3枚の羽を、矢の先端から三等分にした位置に付けることになる。羽を付けることで、矢がまっすぐ飛ぶようになるのだ。
ということで鳥を討伐する必要がある。
エリスに鳥の魔物を探索してもらいマッピングしてもらう。
ジャイアントコンドルか。
鳥の魔物の一種であり、世界中の山脈地帯や森林に多く生息している。
通常のコンドルよりもはるかに巨大で、翼開長は5メートルを超えることもあるようだ。
体色は灰褐色で、腹部は白っぽく、長いくちばしと鋭い爪を持っています。体の大きさに比べて非常に軽量で、優れた飛行能力を持ち、高速で空を飛び回る。
ジャイアントコンドルは獰猛な捕食者であり、小型哺乳類や爬虫類、鳥類などを捕食する。
また、強力なくちばしと爪を使って、獲物や敵から自分を守ることができるようだ。
魔法的な力を持つことがあるとされ、風や雷を操ることができるとも言われている。
そのため、魔法を扱う者からは貴重な素材として扱われることもあります。
ジャイアントコンドルの卵は、通常の鳥類の卵よりもはるかに大きく、1個の卵で一家族が食べることができるほど栄養価が高いとされている。
しかし、ジャイアントコンドルの繁殖期は非常に短いため、卵は非常に希少で高価な食材となっている。
この世界では、倒すとアイテムがドロップされる。
ゲームとかだと、1品しかドロップしなくて数を集めたりドロップ率が低いものを求めてものすごく頑張るが、この世界は、基本的に魔物を解体したかのようにドロップされる。
レアもあって低確率でドロップするものもあるが。
ジャイアントコンドルは以下のようなドロップ品が手に入る。
①コンドルフェザー:大型鳥類の羽根。軽くて柔らかく、防寒性に優れているため、衣服や寝具などに利用されるものだ。
②コンドルクロー:鋭い爪で、攻撃力が高く、加工することで武器や装飾品に利用される。
③コンドルの卵:大きな卵で、食用として利用される。高級食材として扱われることもある。
④コンドルの肉:鳥肉の一種で、コンドルは飛ぶスピードが速く、体力があるため、脂肪分が少なく、タンパク質が豊富である。
隠密行動をして、俺はジャイアントコンドルに対し、風魔法のウィンドスピアを放つ。
正確にヘッドショットを与えることができたため、かなりのダメージを受けたようだ。
ジャイアントコンドルは、怒り、俺に突撃してきたが回避してショートソードでとどめを。
俺はドロップ品を回収し、自分の狩りの腕前を確認した。ウィンドスピアは俺が好きな魔法であり、それを使って狩りをすることで自分の腕前を上げることができる。
最後に、矢の先端に尖った石を取り付けた形の「石の矢」を作ってみることにした。
ファングフィッシュ素材である「ファングフィッシュの牙」を使った矢は「水の矢」と言われる水属性の矢ができた。
今度、鉄を使って「鉄の矢」も作ろう。いずれも、素材があれば【鍛冶】スキルで製作可能。
弓と矢が揃ったら、狩りに出かけることができる。
この世界で生き残るには、魔物を狩ることが絶対条件。
さて、次は弓の練習だ。ここは、誰もいないので矢を飛ばしても迷惑はかけない。
弓は、もちろん作った自分専用のものを使用。
矢も作成したので、準備はできている。歩き、適当な場所を見つけて立ち止まった。弓を構えると、周りの音が消え、俺と矢と目標だけが残った。
まずは、的に向かって矢を数本飛ばした。狙った場所に命中するまで何回か繰り返し、感覚を掴んだ。弓の練習は、命中率を上げるための繰り返し作業だ。的がなくても、木の板を立てて目標にすることもできる。
次に、移動しながら矢を飛ばす練習を始めた。先ほどと同じように、狙った場所に命中するまで繰り返し続ける。足元の地形によっては、射線が遮られることがある。
この森には、ジャイアントコンドルが生息している。空を自由自在に飛び回る姿を見ると、俺も自由な気持ちになる。
一通り練習を終え、今度はジャイアントコンドルを狩るために、森をさまよう。そして、ジャイアントコンドルを見つけた。ウィンドスピアの魔法で、ジャイアントコンドルの足元を固定してから、弓を構えた。風の影響が出ることも考慮して、的に向かって弓を引いた。矢が飛んでいき、的に命中すると、数発で倒すことができた。攻撃力も高い。
弓の練習は、自然の中でも可能で、空中に舞う蝶を射るという練習を続けたみた。
徐々に的中率も上がってきた。自分でも驚くほどだった。
「やっと少しは腕が上がってきたかな」
残りわずかの矢を装填する。自分の技術に自信を持ち始めた矢先、何かが俺を邪魔しに来た。
飛来するモンスターは、ジャイアントコンドル。全長4mにも及ぶ大型の鳥で、強力な鳥脚と鋭いクチバシ、そして巨大な翼を持っていた。どうやら、このジャイアントコンドルは、俺を狩り対象としたらしい。
俺は、ジャイアントコンドルが襲ってきた瞬間、慌てることなく弓を手にした。自信を持って矢を放つと、矢はコンドルの翼に突き刺さり、コンドルは地面に叩きつけられた。
ショートソードでとどめをさす。
「これで、しばらくは鶏肉をする心配もないかな。」
俺はそう呟いて、矢を拾い上げ、ドロップ品も回収する。
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