コラッツ予想2(10)とても単純な話だった
正数では0が主役なので見ることができない。
そこで補数表記で1を主役にすることで可視化することができるようになる。
この場合、脇役0をどのくらい早く消せるかという話になる。
3倍の桁上げが平均1.5桁。それに対し1桁づつ引けば0.5桁ずつ増える。
が、補数演算の場合1は無視できる。
言い換えれば1回につき0一つ消す操作なのである。
1.5桁のうち、0と1の比率が0.5なので0の増加は0.75個。
平均では
+0.75-1=-0.25
となり、減少することになる。
単純に言えばこれだけのことである。
この法則が可視化できるのは補数表記のときだけである。
それは常に1回の操作で1桁ずつ消し、出会いがしらの1を無条件にくっつけていく様子が見えるからである。
さらに正数では見えなかった上限が、補数表記では連続する1としてみることが出来る。
オーバーランすることはないが、オーバーランして正になれば、すでに終了していることになる。
さらに、補数表記では、最上位に近い桁では1の発生率が0より若干うわまわっており、そのほかは同率ということも最後に振幅を繰り返すことなく、収束していくことに寄与していることが見える。
証明としては、これだけで十分なはずだ。
なので、技術的な証明は、この解説をした段階で完了している。
だた、これを数学的にというと、検証できないので、認めてもらえないということになるだろう。
数学の証明とは、検証できなければ仮説にすぎない。