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ドジな女神ディアナの神級試験 神身事故発生で大ピンチ!  作者: 清明
第3章 学生生活(初等学部)編

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第40話 カール クーガ出場!(アポロニア島 クーガ本選 初等学部フラッグ初勝利)

◇◇初等学部フラッグ初勝利


初等学部のフラッグが開始された。


初回の相手は昨日までの2位、サウラウンド大陸代表のジーニス獣王王国だ。


ジーニス獣王王国は力こそすべてと云われるぐらい武に対して貪欲なのだ、弱点としては魔法に弱い事が云われている。


チームリーダーのサリー・フォン・ブラッドリが考えた作戦はまず、負けない事を大前提にした布陣である。


攻撃の起点にはコーデリア流武術のリシテア・フォン・コーデリアに同じく、武術のリンツ・フォン・コンラートと剣も槍も使えるランベール・フォン・バーバルが加わる、そして敵陣のフラッグ攻略として魔法師の自分(チームリーダーのサリー・フォン・ブラッドリ)が加わる。


最後はこのチームの要であるカール・フォン・アーレンハイトである、今回もカールは守護者としてフラッグを守って貰う。


このチームはカールがフラッグを守っていると云う安心感からかなり無理な作戦も可能となっていた。

それとカールが使う色々な情報を共有する事が出来るウィスパーの魔法である。


この魔法は完全にハイランド王国の秘密兵器であった。


大陸予選と同様に開始と同時に土魔法を駆使しフラッグを守る城壁を作っていった。

初めにフラッグの周り5mに渡り、高さを10mまで持ち上げる、大陸予選でも使った尖塔のような感じだ! その周りの土が使われた関係で深い堀に成っているのだが、関係ないとばかりに5層の城壁を作っていく最後が外装としての塀と堀である。


カール以外のメンバーはカールが作る城壁を見ながら、つくづくカールが味方で良かったと思いながら敵陣に向かう。


カールは城壁の外側の土を使い高さ10mの壁を作る。 その壁に使われた土は勿論、城壁の周りから持って来られるため深さ5m、幅10mに及ぶ堀になる その堀の中に水魔法で水を入れたら完了である。


普通の魔法師は一人でこんなことは出来ない! 絶対に無理である。 これがカールの母であるアグネス・フォン・アーレンハイトが今の自分よりカールの方が上であると云う所以である。



カールは出来上がった尖塔の隣にフラッグを守るように座り、ジーニス獣王王国の様子を探った。


早速、敵陣営の様子をメンバーにウィスパーの魔法で知らせる。 フラッグを守るのはどうやら剣士と武術家の2名の様だ、攻撃は女性の魔法師と男性2名と伝えた。


攻撃陣はカールが相手をする為、無視するように伝えてある。 相手は各個撃破を警戒してか、集団で周囲を警戒しながら向かってきていた。


カールの指示で向かってくる集団を迂回するように全速力で敵陣に向かった。

これはカールが相手陣営の攻撃陣がどのルートで向かっているのかが分かるためである。


カールはサリー・フォン・ブラッドリに相手は獣人チームで嗅覚に優れている事を指摘し風魔法で臭いの拡散をする様に依頼をしていたのだ。


この依頼によりカールが使う風魔法のカモフラージュに成っていた。

残念なことにサリー・フォン・ブラッドリが使う風魔法では優れた獣人チームの嗅覚を誤魔化すことは出来ていなかった。


カールはサーチの魔法でサリー・フォン・ブラッドリが使う風魔法では匂いを誤魔化せていない事を知り、ママタビ系の匂いを風魔法に紛れ込ませた。


こうしてジーニス獣王王国の攻撃陣を無効化しながらジーニス獣王王国のフラッグが見える位置まで味方を誘導した。


ジーニス獣王王国には堀も塀もない3人の力業でも何とか成りそうだったが、まだフラッグの初戦で有る、無理をしてケガをしたら次に差障りが出るとの言葉から慎重に進める事にした。


まずは、サリー・フォン・ブラッドリが使う風魔法に色々な匂いを混ぜ、混乱を起こす。

カールは此処でもサリーが使う風魔法に他の獣人の気配を混ぜた


獣人は匂いや気配に敏感なのだ、この気配察知は剣術や武術に広く応用され獣人族の優位性を発揮していた。


カールはこの気配察知を逆手に取ったのだ、本来いる筈のない獣人族の気配である。

この混乱に合わせて水魔法を発動した、いつもの濃霧である。


これにより、獣人族の優位性である、匂い、気配、視覚を封じたのだ。


後は混乱に応じて4人で2人を攻める、最後に攻めるタイミングに合わせカールは音のフェイントを用いた。 獣人族の最後の優位性は聴覚だとも云われていたのだ。


水と風を混ぜた魔法により全ての感覚を狂わされたジーニス獣王王国の代表選手は最早、ハイランド王国の敵ではなかった。


味方3人が2人を相手にした瞬間に自身に風魔法を纏いサリー・フォン・ブラッドリはフラッグへ一直線に向かい、敵のフラッグを奪ったのだ!


フラッグが奪われた瞬間に奪われた陣営の頭上に火球が上がる。 その火球によりフラッグが奪われたことが分かるのだ。


ジーニス獣王王国側の火球が上がったことでハイランド王国勝利が確定した。


大陸予選と違い通常は本選で行われるフラッグの試合は早くても1時間は掛かるものだ。

そのフラッグの試合が30分も掛からずに勝敗が付いた。


見ていた観客にしても何がどうなったのか分からずにいた。

これは敗者のジーニス獣王王国の代表選手も同じだった。



そして、この試合は多くの専門家も意見が分かれる事となった。


それはカール・フォン・アーレンハイトが構築した、城壁の素晴らしさを絶賛しこのフラッグに於ける一番の功績者であるとするもの。


例え、相手がジーニス獣王王国でなくてもカールの作った城壁は1級品で有り、短時間では攻略できない事を理由に挙げていた。


それに対しサリー・フォン・ブラッドリを筆頭とする、攻撃陣の素早さである。

まさに電光石火の早業で、相手に何もさせずに終わらせた事である。


その素早さは相手との接触を避けた索敵能力がまず挙げられていた。

次に相手の得意とする事を封じる作戦能力の高さである。


最後は相手を無力化して一気に攻めた、決断力の速さこそが、このチームが攻略できた勝因であると云うものだった。


そして、これだけの素早さで攻める事が出来るなら、カールが城壁を作らなくても相手を攻略できた筈であると云う事だった。


どちらにしても議論の尽きない試合運びに会場の観客は惜しみない拍手を注いだ!


カールとしては自分に注目が集まる事を回避できただけで十分だったのだが、本当に一部の有識者にはカールが何をしたのかが分かっていた。


勿論、カールの母アグネス・フォン・アーレンハイトもその内の一人だった。



フラッグの第一試合が終わったのを見計らい、貴賓席に座っていた4人の聖女達は今の試合に付いて話し出した。


当然、彼女たち聖女は魔法に付いては系統こそ多少は違うものの一部の有識者と云っても問題が無い。


「ミューア! 何今の信じられない!!  流石、使徒様よね」やはり最初に声を掛けてきたのは筆頭聖女のリザベート・ルミナリアだった。



「何だか解説者らしき人がごちゃごちゃ云ってたけど、何も分かっちゃいないわね!」


「でも凄いわね あの城壁を作った時の魔法の速さと精度、私でも無理ね」

「いいや そんな事より、自分の仲間を誘導した魔法よ カール様 自分の声を風に乗せて直接、届けてましたよ!」


「そうね あれだけの城壁を瞬時に作った魔力量、そして相手チームの動静を調べ仲間に直接自分の声を届ける精度に更に仲間が使った魔法に自分の魔法を上乗せするなんてね、それも仲間には気が付かれずによ 本当にビックリだわ!」


「本当よね! まぁ カール様が凄いのは分かったけど、実際、この観衆の中でカール様が何をやったのか分かる人って居るのかしら? 多分だけど、カール様の母君、アグネス殿だっけ あの人は流石に分かるだろうけどさ 他はどうだろう?」



「でも真実を知っちゃったら、カール様も大変そうだから黙っててね!」聖女ミューア・ルミナリアは同僚の聖女達に黙っている様に釘を刺した。



このフラッグの勝利に歓喜の雄たけびを上げていたもう一人の重要人物がいた!

「ねぇ!   見た!見た!見た!見た!?  貴女の妹さんだっけ???」生徒会で会計を務める中等学部のサーシャ・フォン・ブラッドリに賞賛の眼差しを向けた生徒会長のカトリーヌ・フォン・アーレンハイトは興奮を隠しきれていなかった。 でもそれは仕方がなかった。 今までのフラッグ本選でこれほどの驚異的な時間で勝利を挙げたチームは存在しなかったのだ。



これはサーシャ・フォン・ブラッドリも妹のサリー・フォン・ブラッドリが指揮をして上げた勝利だと思っていたのだ。 実際に相手陣営のフラッグを引き抜いたのは彼女だったのだから仕方がない。


この勝利は物凄く価値のある勝利だった。



その頃、観客席では小さな女の子を連れたそろそろ中年に差し掛かろうとしている夫人は一人、口元を緩めていた。


「アグネス母様!?  今のでカール兄ちゃまは勝ったのでしょうか?」小さな女の子、マリア・フォン・アーレンハイトが聞いた相手こそ、カールの母アグネス・フォン・アーレンハイトその人だった。



「はぃ マリア! カールのチームが勝ちましたよ 良かったですね」 アグネスの言葉にニッコリ笑い「はぃ アグネス母様 良かったです!」


今の試合、アグネスには全てが分かっていた。 カールが作った城壁に、相手が接近しているのをウィスパーの魔法で味方に直接伝えた事、更には味方の魔法師が使った魔法に自分の魔法を上乗せして威力を高めた事まで 自分たちの時代はアグネスとマティルダの二人がいれば優勝は間違いないと云われてたけど、今ではカール一人でも優勝は間違いないとアグネスは思っている。


 それ程の実力がカールにはあった。


只、その実力をアグネスは思わぬ人に評価されているとはこの時は思いもしなかった。

そう、聖女達である。。。


今日も腰痛対応として散歩をしました。


聞いた話では平坦な道よりアップダウンのある道の方が効果があるとの事!


探しました!


まだ、始めたばかりで何とも言えませんが 改善を期待して毎日続けようかと


もう少し桜の花が残っているのでお花見がてらのゆる散歩です。


まぁ 継続は力なりですかね


少しでも改善して欲しいのですが。。。。 本当は運動をするのが良いらしいのだとか?


ここまで如何でしたか。


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