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閃き
悲しいことがあった。
しかもそれは、継続的に私の元にふりかかった。
涙を流した。
あまりに辛かった。苦しかった。
このまま息を止めて死にたかった。
わかってる。
何をしても私は報われない。
最初から始めから、決められていたこと。
私は幸せにはなれない。
何を恨めばいいのだろう。
何を否定し、何を肯定すれば救われるのか。
誰か、教えて。助けて。
私のこの身が憎い。この姿を与えた根元が憎い。
殺意が湧いて、消えた。
どうしようもない「死」がそこにある。