表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
歴史探求部同好会!  作者: 芥庭 深乱
15/16

祚良と鵶果音

今回は祚良の語り…

私が得意な方向性

第12話 祚良と鵶果音

初めて出会ったのはある子の紹介だった。そうだ、学期末の勉強をしようという話になって、その子が最強の助っ人を呼ぶなんていうからついて行ったんだ。そしたらそこで、鵶果音と会ったんだ。自己紹介して。それから、鵶果音の家で勉強することになったけれど、その子が来れなくて、結局ほぼ初対面の二人で勉強することになったんだ。鵶果音の部屋を見て1番驚いたのは、兎に角、何もないのだ。勉強道具以外…私の悪い癖で人の家に上がりこむと物色してしまう。だけど、出てくるものは全て、小説、小説、勉強道具、歴史の漫画。私はかなり引いた。私まさかすんごいくらいの真面目ちゃんの家で物色しているんじゃ…

しかも出てくる小説が星新一ばかり。私のタイプの本じゃない……私はその時思ったのだ。あぁ、この子と私多分相性合わないかも…



そんなことあの時は思っていたなぁ…でも、今横にいて、1番仲がいいんだよね…不思議だよなぁ…


鵶果音は祚良の横顔をチラッとみる。何を考えているのかわからない顔をしている。相変わらず理解不能なことを言ったりして一人で笑っていたりするけど…。鵶果音はまた再び辺境に取り掛かるもすぐに手が止まる。となりのやつが気になって仕方ない。なんだか視線を感じる。チラッと見たらその視線は消える。でも、また視線を感じる。その繰り返し…


鵶果音は悩んでいる。祚良が何を考えているのかわからない。でも、わからなくてもいいのかな、も思うようになった。なんたって祚良もわかっていないから…。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ