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秋の桜子詩集

漁火

作者: 秋の桜子

赤い だいだい 朱い 漁火が ゆらゆら


波打つ黒い海



燃える松明 漁火よ


魚集まる 夜の漁 


パチパチはぜる

火の粉が踊る


海面照らし


魚を呼ぶよ


網に呼ばれる魚達



人魚はそれを眺めてる



灯り届かぬ海面ポカリと


浮かびで出で その場所で


仲間の命が新たなる


糧になるのを見届ける


お弔いの祈りを捧げてる




赤 白い 青白い 紅い 漁火よ


黒い海面輝かせ


黒い夜空を照らし出し


広く 広く 鮮やかに


魚を呼ぶよ ライトの光


広く 広く 照らすよ


集まる 集まる 魚達


絡め取られていく 魚達




人魚はそれを見上げてる



海底深く沈んだままに


ひろく 広く照らされる


海面ポカリと 浮かぶなど


もはやできない 夜の漁


増えた大きな舟に、強いライトの光



人魚は 海の奥底で


お弔いの祈りを、捧げてる


仲間の行く末 祈ってる。

























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