↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
6/8

10歳になりました

無自覚って罪ですよね……無自覚系ヒロインと確信犯なヒロインはどちらが好きですか?

5年後






「エリー。今日も可愛いね。さすが私の妹だ……さぁ、今日はどこに行こうか?マイプリンセス」



「まあ、お兄様お上手ね。王子様みたいにかっこいいわ」



「エリー姉さん!俺は俺は?もう魔術学院の飛び級試験も合格したよ!これで王子様みたいになれた?」


「流石!ケインは賢いわね!可愛いわ!さすが私の弟ね!」



「むぅ、俺は王子みたいじゃない?」



「そんな事ないわ!むしろ王子よりカッコいいわよ!私、俺様年上王子は苦手なの」



将来私を断罪する可能性もあるからね



「ふーん、じゃあ俺が一歩リードかな?兄さん」



「エリー。私は例外だろう?私のことも苦手?」



「お兄様はお兄様ですもの、大好きですよ?」



「ふっ……やっぱりな」


「む……」


何故か2人で睨み合っている。私がいないうちに喧嘩でもしたのか?



「クラン義兄様、ケイン、早く行きましょう?私、2人の仲が良いところが一番好きよ?」


「「!!!」」


「ごめんね、別に喧嘩してるわけじゃないから安心して、さ、行こう」



「うん。俺たち仲良しだよ。俺も兄さんも、エリー姉さんのこと大好きだよ。どこにもお嫁に行かないでね。」



「ええ、そうね……行き遅れない程度には家にいたいけど……ずっと家にいたら迷惑でしょうに」




「「全然迷惑じゃない!!」」



「そう?じゃあ行き遅れたら義兄様の領地経営の手伝いでもしながら暮らそうかしら。」



「「行き遅れたら俺(私)が」」



???なに???


また一瞬2人は目を合わせてしばらく睨み合っていたけど、すぐに笑顔になった



「さ、おじ…ヴァイス王弟殿下とかバカ…アラン殿下が来る前に早く街に行こう」


「先週は姉さんを無理やり王宮に連れて行きやがって、王子だからって調子に乗ってるよな。俺よりバカなくせに」


「あのおじ……ヴァイス王弟殿下もエリーと8歳も離れている癖に馴れ馴れしく……バカ殿…アラン殿下よりはましだけど」


「だいたいあのおっさん……じゃなくて王弟殿下は23だろ?なんでまだ結婚してないんだよ?」



そう、この世界では女性は16歳から20歳、男性は18〜25歳が結婚適齢期でその歳を過ぎると行き遅れ扱いになる。女性に厳しすぎでしょ



「2人とも、さっきから不敬罪になる様な言葉が出まくってるわよ気をつけて。ヴァイス殿下はきっとモテすぎて1人に絞れないんでしょう。好きな相手はいないのか聞いたら『まだ結婚を申し込めないんだ』とか言ってたし。」



「えっ!!!姉さんなんか言われたの?」



「エリー!!ちゃんと断ったのか!?」


「?なんのこと?ああ、定期的に来るあの婚約者を作れっていう王宮からの申し出はちゃんと断ってもらってるし、16歳になってから恋の相手を探すってちゃんと言ってるから大丈夫よ」



「ふぅ良かった……」


「それならいいんだよ……」



2人とも立派なシスコンになってしまったなぁ……これは、お嫁に行く時泣かれるかもな……それだけ大事にされてるって事で嬉しいんだけどね?



そんな風に日々を過ごし、一年経った頃



11歳の誕生日、お父様から従者を選ぶように言われた



「エリー、この中から好きな従者を選びなさい。もう10歳だからな。今まではヴァイスやクラン、ケインに「まだ早い」と言われて付けていなかったが、12歳には社交デビューもあるしそろそろお前も従者が必要な年だ。誰にする?」



そう言ってお父様が何十枚もある書類を渡してきた。全て従者の素性や能力、過去や家状況が書いてある


何枚かパラパラ見て、一つの項目に目がついた



「仕事に真面目、王宮勤めの経験あり、女嫌いだが最低限の関わりなら大丈夫 」挿絵を見ると、少し長身の野暮ったい眼鏡をかけた髪の長い男の絵が描かれていた



「お父様!この人にします!」



「ふむ、なぜこいつするんだ?他にも有望な奴は居たであろう。しかも没落寸前の男爵家の次男でギリギリ入った様だが……」



「女嫌いで、仕事に真面目というところに惹かれましたの!」


そういうや否や、クラン義兄様とケインが応接間に入ってきた


「素晴らしい!是非そいつにしよう!エリーに変な虫がつかないしな!」



「真面目で誠実で女嫌い!王宮勤目の経験があるなら十分だよ!な!」



「お、おお、2人がそういうのなら、こいつにするか……じゃあ近日に呼び出すから待っておれ。」



2人の勢いに押されて、父も渋々了承してくれた



このポンコツで優しい父が王宮では氷の大臣と言われて恐れられているらしいから本当に不思議だ


読んでくださりありがとうございます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。