その後
今の時間は丁度0時を回ったところだ。私は車中で彼女と今までの事を思い起こしていた。憧れと願望で始まったこの恋。上手くいくはずもないこの恋が約一年間続いた事だけでもよしとしないといけない。元々遅かれ早かれ終わる恋なのだから。そんな事を考えてるうちに彼女が現れた。
「久しぶりだね。元気?連絡とれないから凄く心配してたんだよ。」
「まぁ、なんとかね…」
「で、話しって何かな?」
「わかった?」
「え?何が?」
「この前の事。わかった?って聞いてるの。」
「推測だけはしたけど…」
「言ってみて。」
私は離れてた二ヶ月の間に確かに色々と考えていた。
「ひとつ思ったのは、うちらはこんな関係だし、ばれたら終わりだから人目のつかない所でないと危険ということ。だから普通にデートとかしちゃって手とか繋いでるところを見られる可能性もある。そうなったら俺はまだいいけど、姫ちゃんは子供にも迷惑かかる可能性があるからかなと思ってました。」
「よし。少しはわかってくれたみたいね。まぁ、あいだ空ければわかってもらえると思ってたけど。」
姫はなんだか嬉しそうな顔をしていた。
「わかってくれたからご褒美あげるね。」
そう言うと姫は私に優しくキスしてくれた。
「今日はもう時間ないからこれで我慢してね。」
私はされるがままにズボンからアレをだされた。姫の舌が凄く絡み付き、私は耐えられずすぐそれは終わってしまった。
「久しぶりで私燃えちゃった!気持ち良かった?私もしたくなっちゃったよ。だから…またこれからもよろしくね!」
私は一方的な彼女に、ただただ圧倒され自分の意見を言えたのかすら覚えていない。
「またね〜」
「う、うん。またね」
なんともお姫様らしいやり方である。高飛車でワガママで。でもそんな彼女の事がたまらなく好きだ。私達はまた、お互いに歩きだした。