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夢見る心  作者: 姫姫姫
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寄り道

その名言?格言?まぁどっちでもいいが、私は見事なまでにそうなった。



私はあの後仕事も辞めてしまった。環境を変えたかった事もあるし、なんかどうでもよくなってたし、仕事も別に楽しかった訳でもなかったから特に後悔はなかった。



そんな中、仕事もしてないお正月を迎えた。まぁ、つい最近あんな事があったから、なんとも寂しい正月である。そんな時、一本の電話が私の元に届く。



電話の相手は前の職場の上司で、現在は違う場所を仕切ってるらしく、人手が足りないので何もしてない私の事を聞いたらしく、私をスカウトしてくれた。



まぁ、何もしないよりかはましかと思い、私は心機一転その場所で仕事を再開する事になった。新しい仕事に打ち込めば彼女の事も自然と忘れていくだろうという浅はかな考えもあった。


最初は仕事内容もきつくて毎日毎日大変だったが、その苦労が報われたのか、上司に代わって私がその職場を任されるポジションにまで成り上がった。これは非常に嬉しい事だった。



彼女と別れて、少し運気が戻ってきたかな?とまで思っていた。別れて良かったかもしれない。そんな事すら考えられるようになっていた。私が仕切るポジションになってから、大分スタッフも入れ替えをして、私好みの職場が出来上がってきていた。みんなが仲良く和気あいあいとしていて、不満が出れば私がその不満を解決していった。そんな感じだったので、嬉しい事にスタッフはみんな私の事を慕ってくれていた。



そんな楽しい日常生活を送っている時に私はスタッフの女性の一人に食事に誘われた。その人は私と同い年で話しもとても合う。特別な感情は持っていなかったし、私は快く誘いに乗った。女性と二人きりの食事なんて、とにかく久しぶりで私は思いの外ドキドキしていた。



数日後、お互い次の日は休み。仕事終わりも一緒だった。その娘は車通勤ではなく電車通勤だったので、私がそのまま車に乗せて食事に向かう事にした。帰りは送ってあげれるし、夜遅くなってもその娘も安全である。



普通に助手席に乗ってもらう。荷物は私が後部座席に置いてあげた。



「じゃあ行こうか!なんかデートっぽくって緊張しちゃうんだけど…。」



「まぁ、いいんじゃない。デートっぽくじゃなくて、これデートだしね(笑)」


なんでだろう…私によってくる女の人は何故か生意気な娘が多い気がする。

その娘は職場でもほぼ対等に接してくる数少ない人員でもあった。



「何処行きたい?」



「ん〜。明日休みだし、飲み屋が良くない?飲みながら色々話そうよ!私お酒大好きなんだ〜。だから飲み屋に行こ。決定!」



「あの〜。わかってると思うけど俺、車なんだけど………。それでも飲み屋?」


「そう。大丈夫っしょ!もしお互いベロベロになったら明日休みだし、どっかで休んでけばいいじゃん!」


!?何いってんのこの人?休むって事はラブホって事だよね?俺だって男だし、そうなったらやっぱ襲っちゃうよ……。いいのか?



「そ、そうだね。それなら飲み屋でもいいか!車はパーキング停めればいいし。ベロベロになっても運転しないから平気だしね……」


「あぁぁぁ!!!なんか今変な事考えてだでしょう?まったくホントエッチだよね。まぁそのおかげで仕事も楽しくやらせてもらってるけどね。もうホントエロいなぁ。」



「だってさぁ、俺も男だし、かりにも女性とホテルなんて行ったらさ………。」


「はやとちりしすぎ!誰もホテル行くなんて一言も言ってないじゃん。馬鹿なんだからぁ。」



「へ?違うの?俺はてっきりホテル行って………」



「ホント男ってその事しか頭にないわけ?呆れるわ。まぁいいや。そう思わせちゃった私も悪かったしね。とりあえず飲み屋にゴー!ゴー!」



正直なんだかよくわからいが、とりあえず私とその娘は飲み屋に向かった。


ちなみに、その娘その娘と言ってきたが、その娘の名前は飛鳥である。私と飛鳥ちゃんは飲み屋に到着した。


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