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THUNDER"s.SKELETON  作者: AAEさん
本編【主人公 電知 葬太郎の物語】
7/7

第-7 新調しよう

俺は電知 葬太郎。

数日前に腕とかが完治してリハビリ?をしている所だが、しかし、早く仕事で怪物を倒したいものだ。

「そういや、俺って1ヶ月くらいここに居るのに隊員?を数人しか知らないな」そう、俺は隊員を全く知らないのだ。「あっ、獅子もっち!」「ん、なんだ突撃男か」

……担当員さんと言い獅子もっちと言い、呼び方が変な人が多いな……「俺って新人とは言え多少の期間は居るだろ?」「そうだな、もしかしてだが、隊員とか組織を教えて欲しいとか言わな」「おう!教えてくれ!」――


――と言う事で、獅子もっちからここの部隊とか人物とか、何かいろいろ教えて貰うことになった。

「なぁ、ここってどこだ?」

「どうだろうか、なんて言えば……まぁ言わば郊外ってヤツだ。学が無くて悪かったな」

「俺もそんな頭良くねぇから大丈夫だぜ!」

獅子もっちと他愛の無い会話をしていたら、いつの間にか大きめな施設にたどり着いた。一体何をしている所なんだろうか……「これ何?」「なんて言ったか、生命達の知恵(アダムとイヴ)とかだったはず、略してAAE、だっけか?」随分とバカバカしい名前をしているものだが、「何してんだ?」「兵器の作成と人体実……色々だ」

今とんでもないセリフがきこえた気がする。

「せっかくだ電知、お前もそこで武器を貰ってこい。今よりは多少マシになる」――


――「お邪魔しまーす!」AAEとやらに入ってみるが、見る限りはただの工場とオフィスが合体したような部屋をしている。「おぉ、零壱……来てくれたのか!ドタキャンでもすると思ったんだがなぁ……」黒髪の、小さめの丸メガネに白衣を着た、いかにも何か調べるのが大好きですみたいな顔をしている奴が獅子もっちと会話をし始めた。ちょっと遠くて聞こえないが、俺の事を話しているのか?

「やはり!やはりそうだろう!私の作ったこの駆動はB-S変異体の死体から電流を」

「その話は37.2秒前に聞いた。で、あの電知 葬太郎って奴だが、ここらの紹介と、武器を作って欲しいんだ」

「また私の子供を壊したのかい……ならこれなんかどうだ?これはヒポポタマスの体液を使った斧で」「違う、あいつの武器だ。詳しくはあいつから聞いてくれ、俺は説明ができん」――


――「私は一応工場長?研究長?みたいな人で"正答ヲ追ウ者"と言うコードネームを持っているのだが、部下とか零壱君からは正答さんって愛称で慕われているんだ。それより、この武器なんかどうだ?」この正答さんと言う人に周りの事を案内して貰っているのだが、この人が作った兵器の話しかしなくてもう飽きてきた。

「あの、周りの事とかって……」「あぁ、そうだったな、じゃあまずあそこだ。あそこは私達組織の傘下、母なる兵器工場(セフィロトの樹)と言う名前だ。」この世界はどこもかしこも厨二臭い名前しか無いものだが、実力は確かなのだろう。「俺の武器ってここで貰うのか?」「そういう事になるなぁ……せっかくだから私の作った子も貰って欲しかったのだがなぁ……」「おじゃまするぜ〜」

俺が先に入ってみるが、本当にただの工場だ。しかし最先端というか未来的というか……

「すげぇ〜!」「だろう?この機械の一部は私が設計したんだ……すごいだろうすごいだろう?」この人はいちいち賛同を求めてくるのか?……正答さんに対応できてる獅子もっち、すげぇな

「やぁやぁ工場長君……今日も母なる兵器工場(セフィロトの樹)は大繁盛だね?」「あぁ、工機こうきか」「本名はやめてくれたまえ……それで、この電……知君の武器を作って欲しいんだ」「そうか……電知、お前は何を使ってる?能力はあるか?」

工場長さんが俺に聞いてきた。「え?俺?俺は……このダガーと、腐食剤が入った注射器を2つ、活性化剤を1つ……能力は電気を出せる……あと獣になれる!くらいか?」「まぁまぁじゃないか。明日には作ってやる」――


――数時間後、ここは組織というか戦場?に見える。「なんだここ?」「ここは軍事演習場だよ……って言っても、本物の戦争に限りなく近い練習……みたいな物だね。実弾は使うし、砲撃はするし、毎日死者多数さ」

「ん?何か居るな?……全隊、全撃止め」

この場に居る全員が完全なタイミングで全ての行動を止める。まるで……なんだろうな、洗練された演奏家?みたいだ。司令官らしき人が悩みながら何か考え事をしている。

「なんだ……?3人、いや、2人か……18歳くらいのと37歳くらいの男だな……デカい方は多分正答の野郎で……もう1人は……付き添いか?ここの解説でもしに来たのか?」司令官らしき人が振り向く。

「正解だ。よく分かったな、バカのくせに」「で、ここって何なんだ?」「訓練場さ。新しい兵士を訓練しているんだ。」「なんか死者多数って聞いたんだが……」「こんな程度で死ぬ兵士なら捨ててしまっても構わない。それがどうしたんだ?」……最低な奴だが、争いに重きを置いた訓練なのかもな……――


――もう夜だ。一度東京支部に帰って寝よう。

「はぁ〜……ただいま〜、ケテちゃ〜ん……疲れた〜」

「ゴリラが何の用だ?」「今日ずっと歩いてたんだよ〜……」「……酒でも飲むか?」「俺未成年……」

「あ、雷ちゃんじゃ〜ん、」溺泉さんだ。話くらいしときたいが眠すぎるからもう戻って寝よう。「ちょっと今日疲れたからもう寝る……」「えぇ〜!?ちょっとくらい青ちゃんとお話しようよ〜」「溺泉、こいつ今日一日中歩いてたから疲れてんだよ」――


――次の日だ。「いってきま〜す」「晩ご飯までには帰ってきてね〜」溺泉さんがふざけてるのかマジなのか分からない冗談を言ってきた。俺は扉に手をかけ東京支部から出る。そしたら、正答さんが目の前に居た。「やぁ、えっと……誰だ?」「電知だよ」「あぁそうだ、電知君。とりあえず母なる兵器工場(セフィロトの樹)に行って武器を貰うか」「そうだな」

「そこでだ電知君。これを見たまえ」正答さんが指を差した先にはなんかかっこいいオープンカーがあった。「これ何?オシャレ?」「まぁそんなとこだ。この車はエンジンが良くてね、ここらへんは世紀末と都市が合体してるからいくら速度を出してもお咎めなしだ……多分」「へぇ……」――


――かっこいいオープンカーで今走っている。

「この車かっけぇな!」「だろう?私のお気に入りなのだよ。それとここのボタンを押すと加速し」「あ、工場通り過ぎた」「え、今なんと言った?」「だから工場通り過ぎたって」「それは知っている。もう加速してしまったのだが、どうする?」

オープンカーの後ろっ側からブースターが出てきた。「これヤバいやつじゃね?」「あぁ、ヤバいやつだな。」ドヒュゥゥゥ!と言う音と共に風を感じる。「ハッハッハ!これはすごいぞ!改造したらもっと速くなるな!お前もそう思うだろう!」「工場どうすんだよ!もう5キロくらい離れたぞ!」

「あ。そうだな……どうしようか?Uターンでもするか?」「この速度でできるならやってもらいたい所なんだけどな!」「じゃあ決まりだな」瞬間、車体が回転を始める。「なぁ、正答さん」「どうした?」「これって俺たち助かる?」「あぁ、助かるぞ」これ絶対無理だろと言おうとしたが、車がゆっくりになってきた。「はぁ〜……よかった」「じゃあ、工場まで戻るか」「またブースターつけんの?」「そうさ。そうじゃないとあと5分でつくわけないだろう?」「めんどくさ!」――


――「工場長さんおじゃまするぜ〜」「あぁ、邪魔するなら来ないでくれ」「武器貰いに来たぜ〜」「じゃあ早く受け取って説明だけ受けて帰ってくれ」この人は人間を嫌悪してるのか?そう思っていると、かっこいいダガーみたいな武器とかっこいい注射器がかっこいい方法で出てきた。「使い方は鍔の近くにあるダイヤルで型式を変えれる。壱式、弐式、参式の3種類があって数字が増えれば増えるほどお前の身体能力に補正がかかるが、その分身体的負荷がかかる。参式で重力加速度相当だと5Gくらいかかるが、お前ならいいだろ」「珍しいな、お前なら5つ目くらいまで作りそうだったんだが」

「すげぇ!見た目めっちゃかっけぇじゃん!工場長パネェ!この注射器?みたいなのもすげぇな!」「それは刺すだけで注入してくれるんだ。ワイヤーとチューブもついてるから針先とか本体とか飛ばして刺す事もできる。」すげぇ……最近の技術ってすげぇ!俺が1段と強くなった気がする!

「今度またなんか作ってくれよ!」「なんかって何だよ……時間あればな」――


――数時間後、東京支部に帰ってきた。

「ただいま〜」「早かったな。」「見ろよケテちゃん!かっけぇだろ!」さっそく工場長さんに作ってもらった武器をケテちゃんに見せつける。「あぁ、そうだな。男ってのはカッコいいものが大好きだもんな。あそこの工場長に作ってもらったんだろ?」「そうだぜ!もしかしてお前もか?」「あぁ、ランタンの構造とか世話になったからな。しっかり覚えているぞ」

「そういや俺って組織みてぇなのまだあんま見てねぇな……どうするか……また明日でいっか!」――

いわゆる日常回です。

あまりアイデアが思いつかなかったのでとりあえずメンバー紹介?してみました

新しいのがたくさん出てきて困ってるかもしれませんが覚えてくれるとありがたいです

8話もお楽しみに!

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