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ソビエト軍少女兵戦記  作者: Kateryna Sheremska
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最終回・特別編・少女破壊工作員達の活躍・第6部

 わたし達が仕掛けた爆弾で鉄橋諸共ドイツ軍の軍用列車が爆発すると15歳の少女は飛び上がって喜びます。


「うわっ!やったね!!」(リーナ)


“ガッシャーン!”

“ヴォッゴーン!”

“ガガガガガッガ~ン!!”


先頭の機関車が鉄の塊になって川に向かって落下すると、後を追って戦車や装甲車両が次々と貨車ごと落っこちてきて川や地面に激突してグシャグシャに壊れていきます。

更に武器弾薬を満載した貨車が降ってくると川の上で派手な爆発が起こり鉄くず同然になったドイツ軍車両を炎が包み込みます。

そこにドイツ兵を満載した客車2両が突っ込んできました。


“ガッコーン!”

“ガッシャーン”

“ボワッ!”


炎上中の地面に激突した客車も燃え上がり、中に乗っていたドイツ兵どもを火炎地獄が覆います。

約半数のドイツ兵は地面に激突した衝撃と火炎で死んでいきました。

それでも生き残って川の中に飛び込んで逃げ延びようとする連中が140~50名程いました。

わたし達はこいつ等を全員撃ち殺そうと待ち構えていたのです。

行動が大胆になっていたわたし達は全員林から出て行って、川べりでもがき苦しむドイツ兵どもを取り囲みます。

生き残る事に必死だった彼らは、わたし達女子パルチザン16名に気付く様子もありませんでした。


「もうわたし、ガマンできません!」(15歳のリーナ)


「早く撃たせて下さい!」(16歳のリリヤ)

目の前の大勢の獲物に銃口を向けて気持ちが逸る少女達。


「チッ、しぶとい奴ら!」(ニーナ)


「さあ、こいつらに思い知らせてやるのよ!」(わたし)

「それっ、撃て!」


“ババババババババババババッ!”

“バババババババババッ!”


わたし達16人の少女は手にしたマシンガンで逃げ延びようともがいているドイツ兵を面白いように狙い撃ちして射殺していきます。

火炎で火傷を負った兵士達にも容赦なく銃弾を浴びせる15歳の少女達。


「逃がさないわ、それッ!」(リーナ)

“バババババババババッ!”


「許さないわ!」(リリヤ)

“ババババババババッ!”


「ホラホラッ、こっち見なさいよ!」(ナージャ)

“ババババババババババッ!”


「わたし達をよく見なさいってばァ!」(ソフィア)

“バババババババババッ!”


「覚悟しなさい!」(カティア)

“ババババババババババッ!”


逃げ出す事に必死のドイツ兵どもは、応戦するどころではありませんでした。

そんな哀れな彼らを取り囲むわたし達パルチザンの女戦士16人が容赦なく命乞いすらしてくる兵士にも銃弾を浴びせました。

15歳の少女リーナはゆっくりと歩きながら足元のドイツ兵を手あたり次第に撃ち殺していきます。


「フフッ、これでも喰らえ!」(リーナ)

“バババババッ!”


「何よこいつ、ざけんな!」(リーナ)

「えいっ!」

“ヴァスッ!”

“ババババッ!”


命乞いをしようとリーナのブーツにしがみついてきたドイツ兵。

彼女はこの男を激しく蹴り倒すと男の全身に銃弾を浴びせます。


「思い知ったか!」(リーナ)

「ホラッ、逃げんじゃねぇヨ!」

“ドスッ!”

“ババババッ”


「ホラホラァ!」(リーナ)

“ヴァコッ!”

“バババッ!”


「アンタの顔、それヤケドかよ!」(リーナ)

「こうしてやるわ!」

「エ~イ!」

「クックゥ~ッ、ペッ!」

焼け出されて顔に炎症を負ったドイツ兵を見つけると駆け寄って蹴り倒す彼女。

面白がってただれた男の顔を泥まみれのブーツで踏みにじり回し、痰ツバを吐き掛けます。

そして・・。


“バババッ!”

「アッハッハ!」(リーナ)

「いい気分!」


「今度はお前の番だよ!」(リーナ)

“ドカッ!”

“バババッ!”


手当たり次第にブーツで強烈な蹴りを見舞い、短い連射で殺しまくるリーナ。

顔面をしたたか蹴り上げられたドイツ兵はヘルメットが吹っ飛び、そのまま銃弾を浴びて地面に転がります。そんな光景を見て笑いながら次の獲物を物色する15歳の少女リーナ。


「ほらっ、死ね!」(ナージャ)

“バコッ!”


16歳のナージャはマシンガンの銃床でドイツ兵の頭部を殴り付けます。

ヘルメットは変形し血を飛び散らせて倒れ込むこの男。

すかさず彼女は男の顔を踏み抑えながら腹部に銃弾を撃ち込みます。


“バババッ!”


「ホラッ、掛かって来いよ!」(リリヤ)

「わたしが相手よ!」

「ふふふっ!」


“バババババババッ!”


16歳の少女リリヤは火傷を負ったドイツ兵を背後から撃ち殺してせせら笑っています。

水辺に累々と浮かぶドイツ兵どもの死体。

わたし達は機関銃の弾倉が空になるまで撃ちまくりました。

機関銃の乱射音はしばらく続いたのです。


暗闇の中、オレンジ色の弾幕が綺麗に軌跡を描き、その先には黒焦げになったドイツ兵の哀れな死体が累々と転がっていました。


「いえ~い!やったね!」(リーナ)

「わたし、今17人も殺しちゃったわ!」


「あらっ、わたしは18人よ。」(リリヤ)


「わたしは8人、もっと殺さなきゃ!」(ナージャ)


撃ち殺したドイツ兵の数を自慢し合う少女達。

まだ15歳や16歳の女の子達が平然と大勢撃ち殺す光景は少し怖いくらいでした。

もちろんわたし達もそれなりに殺しましたが、この日は少女達の戦果に圧倒されました。

わたし達は1人の戦死者や負傷者を出す事も無く、鉄橋とドイツ軍用列車を脱線させて破壊し、およそ300名以上のドイツ兵を殺害したのです。


結局わたし達6名の分遣隊と10名の少女達とで1ヶ月間に渡って暴れ回り、橋を1ヶ所破壊し、列車を11本脱線転覆させ、ドイツ軍の車両を3両破壊し、4ヶ所の倉庫を焼失させドイツ軍部隊の検問所や警察署を6ヶ所襲撃して破壊してやりました。(列車の脱線で破壊した車両は数えきれない程でした)

わたし達が殺害したドイツ兵の総数は400名以上に上り、ベラルーシ人の警察官も30人以上殺しました。

そして敵の駐留する4つの村を完全に燃やしてやったのです。

わたし達の犠牲者は幸運にもゼロでした。

駐留軍のドイツ軍司令部はわたし達の凄まじい破壊力に暗躍するパルチザン部隊の規模を600名と推定していました。

でも実際にはわたし達は10名にも満たない6名の女子隊員と10名の女の子だけだったのです。

そしてわたしは彼らのお尋ね者になり懸賞金が掛けられることになりました。


挿絵(By みてみん)

対戦車手榴弾を持って突進するパルチザン少女

挿絵(By みてみん)

マシンガンを手にドイツ軍を襲撃するパルチザン少女

挿絵(By みてみん)

ドイツ軍に向かって攻撃する少女

挿絵(By みてみん)

マシンガンを持つパルチザンの少女

挿絵(By みてみん)

ドイツ軍への襲撃を繰り返した16歳のパルチザン少女

挿絵(By みてみん)

赤軍のユニフォームを着た15歳のパルチザン少女

挿絵(By みてみん)

15歳のこの少女は数々の襲撃に参加し41名のドイツ兵を殺害しました。


第7部(最終話)につづく・・。


次回の更新は3月17日(0:00)になります。


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