最終回・特別編・少女破壊工作員達の活躍・第5部
暗殺を繰り返して大勢のドイツ兵を惨殺したわたし達。
地元の少女達の憂さを晴らすのにはちょうど良い機会でした。
そんなわたし達はドイツ軍部隊の指揮所を襲撃することもありました。
「これで奴らをおびき出してやる。」(わたし)
わたしはバケツに小石をたくさん入れて振り回します。
するとまるで小銃を乱射したようなけたたましい音が響き渡りました。
その音に反応して指揮所の中から10名程の憲兵や警察官が出てきました。
「それっ、皆殺しよ!」(わたし)
「くたばれっ、!」(ジーナ)
「コノヤロ~!」(リーナ)
“ババババババババッ!”
“ヴォヴォーン!”
わたし達のマシンガンによる一斉射撃と手榴弾でドイツ兵や地元警察官はバタバタと倒されていきました。
地元の警察官はドイツ軍に協力しているベラルーシ人でした。
わたし達は彼らを裏切者として許せない気持ちでいっぱいでしたから、特に彼らにはたっぷりと銃弾を浴びせてやりました。
一斉射撃の後、全滅した13名の敵の遺体を確認してから指揮所の中に入るわたし達。
「この裏切者!」(少女リーナ)
リーナが死んだ警察官の顔面をブーツの靴底でしたたか踏みにじっています。
わたし達は事務所の中から戦略的に重要な地図や書類を奪い取ってその場を立ち去りました。
もちろん指揮所に火を放ってやる事も忘れませんでした。
日々破壊と襲撃による殺戮を繰り返すわたし達。
コムソモールの少女達もすっかり実戦に慣れてきて、敵を撃ち殺す事になんら躊躇する事もなく平然とやってのけていました。
更に、わたし達にとって鉄道網への破壊工作は重要な任務でした。
ある日わたしは仲間を隠れ家に待機させて、たった1人で鉄道を破壊してやろうと思い付きます。
わたしは10kgの重さの地雷を布に巻いてまるで赤ちゃんでも抱くように農民の格好をして線路に向かいます。
列車を脱線させられそうなカーブの付近にはドイツ兵の歩哨がいました。
近くには地元の女性とその娘が野草摘みに来ていました。
わたしはまるで地元の人間のように装う事ができたのです。
「お嬢さん、どちらへ?」(ドイツ兵)
「赤ちゃんと散歩なんです。」(わたし)
すると向こうからドイツ軍の軍用列車がやってきます。
わたしはドイツ兵に向かって身振りで話しかけます。
「向こうの方にパルチザンがいるのを見ました!」(わたし)
「本当か?そりゃ大変だ!」(ドイツ兵)
彼は急いで駅の方角に走り始めました。
“今だ!”(わたし)
わたしはドイツ兵が走り去った後に素早く線路上に地雷を置きました。
そして足早に立ち去るわたし。
列車がやって来ると先頭の機関車の車輪が地雷に接触して爆発し派手に転覆します。
“ヴォッガ~ン!”
“ヴォヴォーン!”
凄まじい轟音に走り出していた歩哨のドイツ兵はどうすることもできずに立ちすくんでいました。
機関車がひっくり返ると後続の貨車は次々と脱線転覆し爆発炎上します。
弾薬類が誘爆し戦闘車両や各種兵器は火災で燃え上がりました。
列車に乗車していたドイツ軍の守備兵約10数名も巻き添えで火だるまになって焼け死んでいきました。
「いい気味だわ。」(わたし)
「もっと燃えればいいのよ!」
わたしはたった1人で白昼堂々とドイツ軍の軍用列車を脱線転覆させて大損害を与える事に成功しました。
「やったね、わたし!」(わたし)
その後もわたし達は軍用列車への破壊を続けます。
時には少女達も含めて16名全員で鉄道を襲撃する事もありました。
その日は10両編成の軍用列車がやってきました。
先頭側の8両に戦車や装甲車が多数積載されていて武器弾薬が積まれた貨車が後に続き、後方の2両にドイツ軍兵士が大勢乗車していました。
わたし達は川に掛かる鉄橋ごと列車を脱線転覆させようと考えていました。
そしてこの大勢の兵士達も皆殺しにしようと考えていたのです。
ちょうど鉄橋を守備する歩哨が3名いました。
それでもわたし達は暗闇からいきなり彼らに襲い掛かります。
敵兵1人に対して4人掛かりで背後から羽交い絞めにしてやりました。
さすがに屈強で大柄なドイツ兵でも女の子4人に一度に襲い掛かられたらひとたまりもありません。
手に手に銃剣を握りしめたわたし達は何度も何度も奴らの体中に突き刺してやりました。
「くたばれ!このやろ~!」(ナージャ)
「しぶといんだよ、コノォ!」(リリヤ)
程なく歩哨を始末したわたし達は予定通り鉄橋の線路に地雷を3つ仕掛けます。
鉄橋から川べりまでは約10m程の高さでした。
わたし達は川べりの林の中に隠れて列車が来るのを待ちます。
列車がやって来ました。
“ヴォヴォヴォーン!!”
もの凄い爆発が起こり凄まじい炎が鉄橋の上で噴き上がりました。
マシンガンを構えたエレナ像
冬服のエレナ
エレナと戦友
第6部につづく・・。
次回の更新は3月10日(0:00)になります。




