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こんにちは世界  作者: 偽蚊医隆壱
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4.初勝利

俺はとりあえず全力で逃げながら、自分のステータスを確認することにした。

出来れば【滅びの光】は使いたくない。

何故かそう思った。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


名称:高嶺慎護たかみね しんご

種族:人間

状態:通常


クラス:ビギナー


LV:3/30

HP:23/23

MP:22/37


攻撃力:20

防御力:14

魔法力:34

俊敏性:27


固有スキル:

【破滅の光】



特殊スキル:

【ステータス閲覧Lv1】【MP自動回復Lv2】



通常スキル:

【精神安定Lv1】【ダークバレットLv1】

【ディメンションLv1】【ホーリーバレットLv1】



称号スキル:

【魔導書の主Lvー】【魔王の片鱗Lv1】



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



よし、このレベルアップでさらに最大MPも俺の方が高くなったぞ。

それでも全然俺よ方が弱いけどな。

ギリギリ俊敏性が負けてるのが痛いな。

最初ほどではないけれどジリジリと差を縮めてくる。

俺は姿勢を少し前のめりにし、両手を後ろに向けた。

ちょっと前だったらこんなアホみたいな走り方したらすぐに失速していたな。

でも今ならちょっと無理な姿勢でも問題なく走れる。


俺は出来るだけ全速力を意識しながら後ろを確認し、手のひらの先にオーガがいるように調整した。

オーガの図体はでかい。

ちょっとくらい方向がブレても大丈夫だろう。


「すぅ…【ホーリーバレット】!【ダークバレット】!」


俺の右手から光の塊こと【ホーリーバレット】が、左手からは【ダークバレット】がそれぞれ発射され、【ホーリーバレット】はオーガの顔面に、【ダークバレット】は左足に当たった。

オーガは足を止め、苦しそうに顔を押さえて膝をついた。

顔をおさえてる手の間からは血がボタボタと流れている。

俺は不思議に思い、オーガのステータスを確認した。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


名称:なし

種族:オーガ

状態:憤怒(極)、流血(小)、混乱(小)


LV:7/70

HP:81/140

MP:30/30


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


あ、これ勝てるんじゃね?

最初の【ダークバレット】でそこまでダメージを与えられなかったのはあの狼によって威力が減衰してたからだろうな。

ってことは今の2発で大体40程度のダメージだから、後4発撃てば倒せるな。

俺はすぐに振り返って両手をオーガに向けた。

狙うはもちろん顔だ。

そうすれば今の俺のMPでも削り切れる筈だ。

オーガが顔をおさえていた手を離して、俺に睨んだのを合図に、俺は一気に魔法を放った。


「【ダークバレット】!【ホーリーバレット】!【ダークバレット】!!」


3つの魔弾は寸分たがわずにオーガの顔に当たり、バババンッと音を立てた。

オーガはぐらりと傾き、前のめりに倒れた。


【経験値を74得ました。称号スキル【魔王の片鱗】の効果により、さらに経験値を74得ました。レベルが3から12に上がりました。】

【通常スキル【ダークバレット】のLvが1上がりました。通常スキル【ホーリーバレット】のLvが1上がりました。】

【称号スキル【下剋上Lv1】を得ました。】


俺の予想通り、傷口に当てればより高いダメージを与えられるな。

ぶっちゃけミスったら死んでいた。

俺は精神的な疲労感か、それともMPを使い切ったからか、その場にへたり込んでしまった。


「っかー、死ぬかと思ったぁー!」


とりあえずこれ以上の探索は不可能だと判断し、帰ることにした。

MPが底を尽きた俺なんてちょっと強い犬くらいの戦闘力しか持ってない。

もしまたさっきのオーガに出会ったら即逃げるしかないな。


しかし、一気にレベルアップしたせいか、ちょっと走りにくいな。

この感覚にも早く慣れないとまずいかもな。

しばらくはこっそりとレベル上げに勤しむとしようか。





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