過去の記憶
全員の回収が終わるのを確認すると、僕は残った残党の要塞の破壊に移った。
「まったく、雑魚な奴らだ」
そう言って僕は一気に要塞を粉々にした。
「要塞を破壊したから次はロシア兵を片付けてくれる?大統領を殺しちゃったから」
無線でそう言うと艦から機体が出てきたら。
『殺さない程度にするね』
「よろしく」
そう言って僕は艦に戻った。
「はぁ疲れた」
艦橋ではなく、艦の中にある艦長室の椅子に腰をおろした。部屋にはハルコも居て、軽く雑談をしながらくつろいだ。
「本当に君が生きてるとはね」
彼女は下を向いたままだった。
「今までなんで教えてくれなかったんだ?」
下を向いたままの彼女の顔を覗こうとしたとたん彼女が話し始めた。
「ねぇ、前々から思ってたんだけど、なんで貴方は私が居なくなってもパイロットをやめなかったの?」
「あぁそれか、理由は簡単だよ。君と唯一一緒に行動し、過ごした場所だからだよ」
「なるほど。じゃあ次だけど、貴方と離れた後から聞いたんだけどパートナーを私に選んだの貴方らしいね」
「なんのことかな?」
笑顔でそう言うと彼女は僕の顔見て言った。
「とぼけないで、万智さん達から聞いて、みんな驚いてたみたいよ。人を選んだりしないあなたが初めて選んだって。それよりも私が驚いたのはなんでこんな私を選んだのかってこと」
「はぁ、やっぱ隠すのはもう限界か」
そう言って僕は話を始めた。
「君は知ってると思うけど、僕達は他の人たちと違って魔人の血を多く血を引いてるんだ。で、僕は君の分身と契約を交わしたから僕は君と本当にひとつになったってこと。だからその中でもより多くの血を引いてることになるんだ」
彼女は僕の話を真剣に聞いていた。。
「で、長生きしてる僕は昔ある人からとある人物を託されたんだ」
「その人物って!?」
「そう、君のお父さんだよ。君のお父さんは僕に君を託してあの世に行った。でも、僕はその約束をすっかり忘れててね、僕のパートナー候補に君の経歴があったから調べてたらその約束を思い出してね、だから君のお父さんと交わした約束を成す為に君をパートナーに選んだってわけさ」
そう言って僕は椅子から立ち上がり、ハンガーにかけられた軍服を羽織り、彼女の目の前でしゃがんだ。
「まぁ僕も君に恋をしたわけだし、お父さんに申し訳ないが僕は君をどんな手を使っても奪い取ったけどね」
そう言って僕は手を差し出した。




