敵地上陸
『到着まで後1分』
「総員戦闘配置!!」
そう言って僕は機体のハンドルを握った。
「ふぅ、10年ぶりか。ジェルガ発進!!」
そう言って僕達は格納庫から出ていった。
「大ちゃん後はよろしく」
僕は他の隊員を置いて官邸に向かった。官邸に着くと僕達は機体から降りた。
「さて、この国を束ねてる大統領はどこかな」
そう言って手当たり次第に部屋を調べて行った。
「ここが最後か」
そう言って部屋に入る時にそこは執務室だった。
「これはこれは、はじめまして。貴方を処分しに来ました」
「ふ、いきなり入ってきて何を言う」
「あまり驚かないのですね。そっか、貴方は僕が来るのを知ってたんですね。横にいる彼女を貴方に返すと思って」
そう言うと執務席に座ったフリントが笑顔で答えた。
「何を言っているのかな君は。私と喋る暇があるなら速く国民を救ってくれよ」
「はぁ」
僕はため息をついて執務席に、とある写真を置いた。
「とぼけるなクズ野郎、僕も暇じゃなんだよ」
その写真は先程の会議で見せた写真だった。
「『B-16』ねぇ。よくこんな舐めたことをコソコソしてくれたね」
「あぁ、バレましたか。もう少しで私の夢が叶うはずだったのに」
『バン!!』と執務室に銃声が響き合った。するとフリントは驚いた顔をしていた。
「き、貴様ここを何処と思っているのだ。ここは官邸だぞ」
「だから?」
「だがらってこの国を支えている大統領の目の前で銃を打つとは何様だ!!」
「あのさぁ、僕最初に言ったよねあなたを処分しに来たって。それに昔国連を通して世界中に言ったよね、『もしまた同じようなことをする国が出てきたらその国を容赦なく潰す』って、君はそれをやぶったんだ。わかるよね」
そう言って僕はフリントの額に銃口を当てた。
「おい、そこの"道具”、この男を倒せ。倒せたらお前を我が国の国家兵器として貴様を久しぶりに扱ってやろう」
フリントのその言葉を聞いて僕は思わず笑ってしまった。
「ははは、国家兵器ね、やっぱりクズはクズな発言しかしないね。結局は彼女達を道具としてしか見てない。君はあのときに消しておくべきだった。さよならクズな大統領さん」
そう言って僕は銃の引き金を引いた。
「こちら基山、任務完了」
『了解。基山大将、今すぐ小牧中将を助けて!!』
無線の声の主、万智の叫びを聞いて僕は身を乗り出すように反応した。
「どう言うことだ!?」
『わからない、急に無線が切られて衛星カメラで確認したらみんな倒れてたの』
ーー倒れてた?
「わかった。とりあえず映像を送ってくれ」
『うん』
そう言って送られた映像には鮮やかな青色の機体が5,6機居た。
ーーまさか!?
「ふふ、残党の方も本気で僕とやりたいみたいだね」




