戦闘の基礎
僕は無線を艦隊に繋いだ。
「この映像を見ている学園に居る生徒のみなさーん聞こえますか?これより君たちに特別授業をするね」
そう言うと僕は機体のモニターを艦隊に繋いだ。
「万智聞こえる?」
『えぇ』
「ちゃんと繋がってる?」
『繋がってるわよ。晴翔の顔もバッチリ写ってるは」
その事を確認すると僕は授業を始めた。
「君たちは機体を扱えるものをなんと呼ぶか知ってる?」
『パイロットでしょ』
「正解」
僕は敵機の攻撃を交わしながら話した。
「でもその中でより優れたパイロットを?」
そう言うと生徒達が少し騒ついた。
『マジシャン』
と一人の少女が言った。
「正解です」
そして僕は話を続けた。
「ではマジシャンの上は?」
「マスター」
「さすが!」
僕はその少女を褒めると機体の体勢を取り直した。
「では皆さんにマジシャンである僕が、戦い方についてのレクチャーをします」
そう言うと僕は敵機に飛び込んだ。
「レクチャーその1」
そう言うと一体の機体に飛び乗った。
「敵を倒すときは余計な考えを捨てて戦うこと」
僕は飛び乗った機体の頭部に弾丸を撃ち込んだ。
「レクチャーその2」
僕はまた別の機体に飛び乗った。
「狙う場所は後頭部、もしくは足の関節」
今度は潜水艦の前で宙に浮いた。
「そして、ここから見せるのは僕だけのやり方」
そう言うと晴翔の背後に見たことがある物体が宙に浮いていた。
「さぁ、始めよう。僕の戦い(うたげ)を」
そう言うと機体と物体が合体し始めた。
「生徒諸君、これが僕の本当の姿だよ」
そう言うと僕はまたとてつもない速度で潜水艦に向かった。
「時間がないからこれでお終いね」
機体の周りを囲むようにして包が展開し始めた。
「さよなら、僕の兵器」
そう言うと展開した包から光線が発射された。光線は潜水艦を貫通した。
「ふぅ、終わった」
『良かったな、敵が設計図のまんま作ってくれていて』
そう言って慎一が僕の隣で浮遊した。
「じゃあ戻るか」
『そうだな、怖いおばさんが待ってるからな』
『誰がおばさんだって?』
万智が僕達の無線に割り込んできた。
「いや、おねぇさんな」
僕がすかさずフォローすると万智は声のトーンを変えて答えた。
『学院に帰ったら2人とも私のとこに来てね』
「『はい』」
そう言うと僕達は艦隊に戻った。




