新たな任務3
晴翔から頼まれて私は艦長代理を引き受けることになった。
「立花艦長代理、本艦に向けての攻撃は確認できません」
「引き続き索敵を継続して」
「は!」
一時経つと艦内で警報が作動した。
「状況確認!!一体何が起きたの?」
数分後、隊員が焦った声で私に話しかけてきた。
「艦長代理、作動場所が特定できました」
「場所は!?」
「格納庫からです」
「格納庫?」
私は疑問に思い格納庫の映像を出させた。
「格納庫の映像を」
「了解」
私の正面に巨大なスクリーンが上から現れた。
「警報が作動する直前から映して」
映像を確認すると、そこにはある一つの物体が格納扉から出ていった。
「こ、これは!!」
「艦長代理、本艦の下に謎の機体が飛行してます!」
「映像を出して」
スクリーンに映し出された映像には真紅色の機体が映っていた。
「今シリアルコードを特定してます」
「無駄だ」
そう言って艦橋に一人の男がやって来た。
「雪上中将」
「艦体を離れていいの?」
「まぁな、全ての船は中央にあるコネクションデバイスに繋がっってるだろ?」
「だけど・・・」
「心配すんなって万智、全ての制御権はお前が持ってるんだ。それに・・・」
そう言って雪上中将こと雪上慎一は右耳に付いている無線通信機器を私に見せた。
「まぁ良いけど、どうして来たの?」
「いや、警報が鳴ったから来ただけだ」
そう言うと一人の隊員が私達に向けて話した。
「た、確かにどの部隊や製造シリアルにもヒットしません」
「君新入りか?」
「は、はい」
男は敬礼をしながら話した。
「今月付きで空母伏見に配属された河嶋輝明二等兵曹であります」
「前の部署は?」
「はい、日本国直属の部隊A120-3部隊であります」
「は!?」
私はつい声を大にして反応した。
「日本国直属の部隊の人がなぜこの部隊に来たの?」
「どうせヘマでもして飛ばされたんだろ?」
慎一の言葉に河嶋は否定した。
「いえ、移動は私の希望です」
「はぁ!?あなたふざけてるの?この部隊にいるより日本国直属の部隊の方が色々な意味でマシよ」
「確かに、向こう(A120-3部隊)にいた方が色々と都合がいいと思いますが、私にとってはこの部隊の長である基山大将、そしてこの部隊を支える方々の下で働きたいのです」
その言葉に慎一は温かい笑みを浮かべて言った。
「河嶋輝明だっけ、俺について来い」
そう言うと慎一は私の顔を見て話し出した。
「この子もらってもいいか?」
「え、えぇ良いわよ」
そう言うと慎一と輝明は艦橋を出て行った。




