仲間との思い
僕達はニーシャを連れて教室に戻った。
「失礼するよ生徒の諸君」
僕達はそう言って僕だけ教壇に立った。
「さて、早速今日から授業をって思ったけどその予定も全てなしだ。今からはある人の犯人探しをします」
そう言って僕は黒板にある人物の名前を書いた。
「『タクマヒラカワ』知ってるよね君たちの元担任の先生」
そう言うと数人の生徒が身体を揺らした。
ーーやっぱり知ってるか。
「僕はね、彼の同僚なんだ。軍にいた頃にね」
そう言うと急に生徒がざわつき出した。
「静かに、僕の目的はひとつだからあいつをあんな目に合わせた犯人を見つけるだけだから」
すると、急にクラス全体に緊張した雰囲気が流れた。
「ちなみに今ここに出てきてくれて、反省してくれたら僕は許すよ」
一時の時間が流れて、1人の生徒が現れた。その生徒はいかにもって感じの自信家なオーラを放っていた。
「先生、僕ですよその先生を潰したの」
「へぇ、なんでかな?」
「なんでって、ウザかったから」
「うざい?」
僕が尋ね返すと生徒は言った。
「だって知った口のように僕たちにあれこれ指図したし、僕達を使えないからってどこかに送ろうとしてたんですよ」
「それだけ?」
そう聞くと生徒は前のめりになって叫んだ。
「それだけだって、あんたたちみたいに優秀な道を歩んできたヤツらにはわからないよ僕たちの気持ちを」
「わからないよ。君たちのお子ちゃまな考えなんて、優秀な道を歩んだだって、それ本気で思ってる」
「当たり前だろ」
「呆れた。こんな子供を育て上げるとか君の親は飛んだ間抜けだね」
「親をバカにするな」
「それと同じだよ」
生徒の言葉に被さるように話をした。
「僕たちは決して平坦な道を歩んだことは一度もなかった。だから君たちの気持ちをわかる。だから、だからあいつは君たちのためを思ってあいつは戦い方はとかを教えたんだ」
「よくそんな嘘を付けるな、大人は良いよな自分の都合の良いように世界を変えれるから、だからアルフレットさんも手玉に取れるんだ。そしてあんたはそこにいる、実験道具も。ふふ、先生僕と勝負しよ」
「勝負?」
「うん。先生が勝ったらなんでもしていいよ。でも僕が勝ったらそこに居る実験道具をちょうだい」
「ちょっとそれは」
万智がすかさず間に入ろうとするのを万智の左右に居た大智と和真が止めた。
「言わせておけ」
「そうだよ、ああいう生徒にはそれ相応の罰を与えなきゃ」
「良いよ。だけど、ニーシャみたいに手加減は一切しないから」
そう言って僕は教師を出て、格納庫に向かった。
「私も乗ります」
そう言って僕の後ろに現れたのはミユだった。
「ごめんミユ、今回は万智達と一緒にいてくれる?」
そう言って大ちゃんミユの後ろから来る人影ににっこりと微笑んだ。
「ミユをお願い」
「無茶だけは」
「わかってる、10秒で終わらせる」
そう言って僕は機体に乗り込んだ。
「はぁ、どいつもこいつも鍛えがいがある生徒ばっかだ。けど、ミユを侮辱したならそれ相応の罰を与えなきゃな」
そう言って僕はハンドルを握った。
「ジェルガ出る」




