生徒VS教師(3)
「さて、1分間たったから僕の番だよ」
そう言って僕は機体を1歩前進させた。
「アーニャって言ったっけ、君さミユのこと奴隷だって言ったよね」
「えぇ、それがどうしました?」
「いや、ただの確認だよ。でもありがとう」
その言葉を残すと僕は機体の右腰に付けた鞘から剣を抜いた。
「ミユを侮辱されたからね、僕はもう遠慮はしないから。さよなら、自信に溢れた哀れな学生さん」
そう言った瞬間、ニーシャの期待の周りに無数の小さなワープホールが現れた。
「見せてあげるよ。本物の遠隔攻撃をね」
そう言った途端、無数のワープホールから魔弾が炸裂した。土煙が消えるとそこには2つの機体が現れた。
「ちょっとちょっと、せっかく彼女のために作った機体なんだから壊さないでよ」
そう言ってニーシャの機体を庇っていた機体が一歩前に踏み出した。
「ふふ、やっぱりこの機体を作ったのは君だったんだ。シェルフ」
僕がそう呼ぶと機体のパイロットは僕の機体にいきなり攻撃をしてきた。僕はその攻撃を素早く交わした。
「そうだよ。彼女のために僕が月日をかけて作った傑作だよ」
「なにが傑作だよ。パイロットを蝕む悪魔のような機体が」
そう言うとシェルフは笑いながら話した。
「それを言うなら君の機体とかパイロットを選んでは死ぬまで呪い続ける、そっちの方がよっぽど悪魔だと思うよ」
「まぁそうだろうな。でも、エアーズクラフトを作った第一人者からすれば、パイロットを蝕む機体は僕のだけで十分だよ。それに、その子は今日から僕の生徒だ。生徒に危害を加えようとする者は誰だとしても殺して潰すから」
そう言って僕は左手に持っていた剣を構えてシェルフの機体目掛けて突っ込んだ。
「ふ、相変わらず君の戦い方は」
そう言ってシェルフは僕の攻撃を交わした。
「ごめんね、僕はあの頃の僕とは違うんだ」
そう言ってシェルフは背中に付けたバックパックから無数のミサイルを発射させた。
「ふ、ざまあないね自称先生いや、悪魔の死神」
「ねぇシェルフ、忘れてない?僕を倒すことの大変さを」
僕はシェルフの機体の上空に居た。
「チ!」
シェルフは僕の機体の見上げて舌打ちをした。
「君との戦いもそろろそ飽きてきたからこれで終わりにするね」
そう言って僕は剣をまた構えた。
「白夜」
そう言うと、剣が淡い光に包まれた。
「さよならシェルフ」
そう言って僕はシェルフの機体目掛けて突っ込んだ。
「や、やめろ!!」
シェルフの悲鳴がアリーナ内に響きながら、その場に機体が倒れた。
「こんな残酷な機体のパイロットにか弱い少女を使うな」




